頑張れおばさん | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

私の土曜クラスは、中学生から高校生の

若い子ばかりです。


皆の視線を掴もうと、先生は必死。

先日、せっせとアイドルについて勉強しました。


しかし、どういうわけか

頑張れば頑張るほど、切なくなってくるのです。







比較の文を導入する日。


「~の中で、~が一番~ですか?」


というような文型を教える。

そこで私は、アイドルグループを出そうと思った。


例えば、

「嵐の中で、誰が一番好きですか?」

というふうに。



まず、受付の女の子に聞いてみる。


「台湾で人気のグループってなんですか?」


「嵐です。あとは…スーパージュニアとか、少女時代とか。」


「いやいや、全部、外国じゃないですか。台湾人のグループです。」


「ありません。」


「えっ、ないんですか?一つも?」


「んー、強いて言うなら、飛輪海ですかね。」



飛輪海。それは聞いたことがある。

確か、観光大使かなんかをやっていたような…


ということで、飛輪海について調査開始。


飛輪海は、男性4人グループ。

それぞれ、春夏秋冬を司って(?)いるらしい。


まずは写真から。


飛輪海の、二枚の写真をプリントしてみた。

写真Aと写真B。二枚を見比べる。

そして思う。


「おかしい。

 写真Aにいて、写真Bにいない人がいるし

 写真Bにいて、写真Aにいない人がいる。」


そんなはずはない。

写真じゃよくわからないから、やっぱり動画だ、動画。


ということで、プリントした写真と照らし合わせながら

YouTubeで動画を見る。


「ん?今の人が、この人で、次出てきた人が、この人で…

 あら?この人も、この人?

 じゃあこの人は誰?」


そして気付く。

自分、おばさんだ。



少女時代も調べてみたが

こっちなんて、9人もいる。倍以上。


動画を見てみた。

よく、「みんな同じ顔に見える」と言うが

さすがに、それはなかった。


ただ、私には、3人しかいないように思われた。

どうやら私の脳は、9人の顔を

ざっくり3パターンにしてしまうらしい。



次、スーパージュニア。


もはや、何人かさえわからない。




勉強の甲斐も虚しく

とりあえず授業で、飛輪海の写真を出してみる。


なんと、これが

大ブーイング。


「嫌い」


「だめ」


「歌が下手です」


なんだっていうんだ一体。

おばさん、折角

頑張って勉強したのに…



まるで

おじいちゃんが孫に、おもちゃをあげたら

孫に「こんなダサいおもちゃ、いらない」と言われたような

そんな、切なさだった。






先生達の中では、これでも一番若く

まだまだ、いけるつもりでいましたが

どうやら、いけなかったようです。


だけどおばさん、頑張ります。