チャッピー | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

一つのクラスをまとめるのは、とても難しいことです。

私もクラスを持つようになって、つくづく感じています。


今、中国語のクラスも、レベルの差がついてしまい

先生が大変そうです。


ちなみに私は、真ん中くらいなので

特別、不具合は感じていませんが。


今日は、後から入ってきた

とあるクラスメイトのお話です。





彼女の名はチャッピー。ペルー人。

クラスが始まって、二週間ほどして

突然、現れた。


私のクラスは、半年ほど勉強したレベルのクラス。

しかし、彼女のレベルは

どうも、それに達してはいないようだった。


漢字はほとんど読めない

発音もちょっとおかしい

質問しても、見当違いな答えが返ってくる。



発音で一番、問題なのが

先生を呼ぶとき。


中国語で、先生は「老師」と書いて

「ラオシー」というような発音。


しかし、彼女はいつも

「ラオシュー」と言う。

中国語で「ラオシュー」は、ネズミという意味。



いつも彼女は、「先生」と呼ぶとき

「ラオシュー」と言う。


そのたび、先生は

「私はネズミじゃない」と言う。



以前、そんなチャッピーに

突然、こんな質問をされた。


「あなた、子供がいるの?」


「え!?いないよ、どうして?

 そう見える??」


そんなに所帯じみて見えるのかと思い、焦っていると

チャッピーは、こう言った。


「ううん、ネズミがそう言ってたから」



待って、チャッピー

ちょっと落ち着こう。


まず、ラオシューはネズミで、先生はラオシー。

それに、ラオシーも、たぶん

うちに子供がいるとは言ってないよ。



色々と話を整理して聞いた結果

どうやら、「サチコは子供に日本語を教えている」というのを

私の、本当の子供だと思っていたらしい。


先生は、「塾で」とか、「子供達のお母さんは」とか

そんな話もしていたけれど

彼女の耳には届いていなかったよう。


もしくは、本当にネズミが彼女にそう告げたのか。

もしそうだとしても、私が知る由もない。






先生は、クラスのレベルをまとめるのが、とても大変そうですが

私は最近、チャッピーのすっとんきょうな発言が

どうもツボにはまってしまい

愉快でたまりません。


明日は、チャッピーの言う

ペルーのお話をしようかと思います。


ペルーもまた、愉快な国です。