わたしは大学時代、2度留学をしました(生涯でも同様)。最初にケープタウン(南アフリカ)、次にクライストチャーチ(ニュージーランド)です。これを話すと決まって、「行く順番逆じゃないにっこり」と突っ込まれますが、人生初の留学先に南アフリカのケープタウンを選びました。南アフリカは英語が公用語と認められている国の一つですが、公用語が11言語となんといっても多いので、私たちが想像するような‘英語圏’ではありません。

 

ではなぜ南アフリカに行こうと思ったか。それは単純な好奇心です。周りがやっていないことをしたいという反骨精神というかなんというか。真面目に答えれば、経済学を専攻している身として、経済が成長しまくっている国の雰囲気を感じたいと思ったからとでも言うのでしょうか。ニュージーランド(福祉国家)への留学がすでに決まっている状態だったので、真逆の場所へ行きたいと思いましたよだれ

 

 

主な目的は英語の学習と、ボランティアを通して現地人のもつ経済や社会の捉え方を知ることでした。貯金が少ないことと大学の授業のスケジュールを考慮して滞在期間はビザが必要ない期間の3か月にしました。はじめの1か月半は語学学校に通い、そこでできた知り合いを通してボランティア先を探しました。IELTS6.0を取った状態で語学学校へ行ったので、英語が上達したというよりは友達ができたり、地域の情報が入ってきたりと、英語以外の面でよかったなと思うことが多かったですニコニコ。また南アフリカと言えば、サファリ!という感じなので、日本語検索に引っかかるウェブサイトや語学学校付属のボランティア先は、サファリで動物保護体験がほとんどでした。語学学校を通して出会った人から植物園にあるシードバンクでのボランティアを探しているという情報を頂き、そこでボランティアをすることにしました。植物(主に花)は南アフリカ経済の中心ではありませんが、旧宗主国であるイギリスとの繋がりが色濃く残る産業のひとつなので、とても興味深く、歴史上独立国であり続けた日本では感じることができない体験ができたなと思いますにっこり

 

 

まだまだ南アフリカ留学に関する日本語での情報は少なく、選択肢は語学留学やサファリでのボランティア、大学に入学することくらいかと思います。けれど英語で検索をかけたり、現地での繋がりを生かすと無限大に道は開けるような気がします。入り口はパッケージ化されたプランであっても、それはパッケージ化されていない自分だけの留学となり、忘れることのできないものとなること間違いなしです!!

 

わたしが行ったケープタウンは、南アフリカ内で比較的安全な場所であり、リゾート地としても海外でとても人気です。残念ながら貧富の差は大きく、経済力と人種の関係性がアパルトヘイトの影響でまだまだ感じますが、文化的な豊かさは物凄いです!3か月のほとんどをケープタウンで過ごしましたが、数か国に滞在したと錯覚するほど、街を歩けば数分で違った空気を吸うことができます。

 

また絶対行きたいと思える。そんな留学先に出会えたことがうれしい。そして、南アフリカに行きたい!と言っても理解し、私の意志を尊重してくれる仲間が周りにいたことに感謝しなければいけないと、心から思います。