私は2023年に約10か月ニュージーランドで一年間交換留学していました。

交換留学って大学の学生同士を交換して、お互いの学びを深めようじゃないか的なノリで始まったものだと思う。なので、私は在籍している日本の大学から学生の代表として交換される(?)(※もちろんうれしい)ことになったのです。たぶん他の留学と違うところは、交換先の大学で正規学生と同じように授業を受けることになるため、語学を学びに行く留学とは少し感覚が違うかもしれない。

 

まあなぜ私が社会に数ある留学のプログラムの中から、交換留学とやらいうものを選んだかと言うと、正直費用が抑えられて、大学を通して行われるものだったから。という安易な理由だった。私の家族の中では、海外イコール怖いし、留学イコール高いというイメージが強かった。そのため、「そんな大金払えない、怖いことするな行くな」と直接親から言われていたわけではないが、肌で感じていた。だけど、なぜか海外に対する憧れが小さいころから強かったんですよね、なぜか。となると、費用が抑えられて大学という安心できる機関を通じて行われる交換留学なら、親も許してくれそうだということになった。

 

 

ちなみに中高も公立だったが一応男女で一枠ずつ春休みの間などに海外へ派遣されるプログラムがあった。だめもとで申し込んではいたが、まあ学校で一枠だから選ばれるには、ハードルが高かった。そんなん優秀な子で決まりじゃんね~~

 

交換留学も大学同士で交換される学生は年に1人だった。けれど、外国語学科もなければ海外好きあまりいない小さい大学でも、提携大学が20校ほどはあった。お!これなら20人くらいいけるってことか!と申し込みを決めた。実際蓋を開ければ、ただ自分の大学で留学の人気がないのか、必要条件のハードルが高くて人気がなくなったのかはわからないけれど、とにかく交換留学制度はあまりシステムとして利用されていなく、私が留学した年も私を含め3人しか交換留学生として派遣されなかった。

 

もちろん必要条件には、大学での成績とか、何を留学先で学びたいかを作文として提出しなければいけなかったが、なんといってもIELTSかTOFELが最大の壁だった。私はちなみに、応募要項を見るまで、この試験の名前すら存じ上げませんでした。すいません(笑)おなじみのTOEICとは違って、英語を4技能がはかられる試験なので、英語をある程度話すこともできないと、高得点は狙えないわけです。そんな、、、はじめての留学なので、とか言い訳がめっちゃ思いついたのは言うまでもない。

 

けど留学行きたい。交換留学なら私の親も許してくれるだろう。でもIELTS…まあ海外に憧れているくらいだから英語は嫌いではなかったし、近くにオーストラリア人が営むコーヒーショップができたことも知っている(下の写真)。だったらIELTSの資格とるしかないし、コーヒーショップに通って英語を最低限話せるようになるしかない!となんとかかんとか資格を取りました。

 

 

大学の作文も面接もぬるっと受かって(大学の審査の方が緩かった(笑))やっとこさで交換留学生という海外への切符をゲットしたわけでありました。

 

ちなみに交換留学生として決まったのが2020年12月、コロナウイルスの流行が真っただ中だったわけです。でもその頃の私は、来年は海外へいけるようになるだろうと、本気で思っていました。自分でも、甘すぎる!!!!そんなこんなでゲットした交換留学生という切符、コロナがなかなか収束しないと気づいた頃には、変に手放すことができないものになり、その後これに執着しつづける2年間を過ごすとは誰も知りませんでしたけどね。ハハ