アプローチに好調/不調の波をつくらない
これは僕がゴルフをやる上での最大にして永遠のテーマである・・
100切りあるいは90切りを目指し躍起になっていたころ、僕のアプローチには「テーマ」があった・・
テーマ曲は、「ロッキー」がしっくりときていただろうか・・
テーマとは、アプローチのセオリーともいうべき、「8時20分ゾーン」
(何をいまさら・・と思われた方・・スルーしてください)
※グリーンが受けているという前提
いわゆる、このAゾーンにアプローチをするというものだ
これは、グリーン横からだろうが、奥からだろうがこのAゾーンを目標場所に設定していた
ピンから近かろうが遠かろうが、このAゾーンに運べば、僕の中ではエイドリアンが駆け寄ってきて抱きしめてくれたのだ・・ワンパットで入れようものならキスまでしてくれた・・
Aゾーンは結果的に「上り」のパットが残る訳だが、このゾーンは他に比べ非常に3パットの確率が低い
逆に言えば、1パット(キス)の確率も多少なりにアップする
しかし・・
スコアがみるみると伸びるにつれ、僕の中でひとつの「思い付き」が芽生える・・
今思えば“勘違い”意外のなにものでもなかった気がするのだが・・
その「思い付き(勘違い)」とは・・
「寄せワンをいかにとるか」
言葉尻だけ捉えれば、決して間違ってはいないように感じる・・
つまり目標の設定場所を問わず、いかにピンに近づけるか・・
仮に寄せても、50センチが難しい距離もある・・外せば精神衛生上のダメージは計り知れない・・
また、シビアに考えすぎてミスを誘発し、寄りもしない・・
おまけにどんな状況下でも寄せたくなる・・
こんな勘違いが長い間、僕とエイドリアンの仲を遠ざけた・・
そう・・エイドリアンが駆け寄ってくる回数をおのずと減らしてしまった・・すれ違いの日々・・
僕は彼女を傷つけてしまった・・
ところが・・
アプローチにしっくりこなかった夏場でのラウンド・・
僕の思考回路が石橋を叩きだした・・
「(無理せず)今日はしっかりAゾーンを狙っていこう」
この思考がもたらした結果は、皆さんならお分かりいただけるだろう・・
技術的に多少なりとも向上した現在・・面白いようにAゾーンにボールは運ばれる・・
マグロ漁船から数年ぶりに帰って来た夫を迎えるかのようにエイドリアンが駆け寄ってきた・・
Aゾーン狙いだからこそ、近づかずとも割り切れる・・パットにリズムが生まれる
100発100中とはいかずとも、自滅の道は免れる・・
一見消極的な思考に感じ得た、「8時20分ゾーン」の思考・・
今思えばこれは“「至高」の「思考」”であった・・
“波をつくらない“とは、すべからく基本の土台構造を無視しては成り立たないのだ・・
そして、「過度の思考」や「欲」が大波をも小波をも創り出す・・
「基本」とは単純にして最強の武器・・
僕はもう二度とエイドリアンを離さない・・
