研究の因果関係に疑問の声も | hullingのブログ

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クリプキ氏が11年に医学誌「Sleep Medicine(睡眠医学)」に発表した別の研究では、最適な睡眠時間は昔から言われてきた8時間よりも短い可能性があることを示す新たな証拠が見つ かったとしている。研究者たちは1週間、年配の女性約450人について、手首に取り付けた機器を使って睡眠活動を記録した。約10年後、睡眠時間が5時間 未満だった人々や6.5時間以上だった人のほうが死亡率が高いことが分かった。
 
 睡眠時間が多過ぎることの悪影響を示す研究に対して、くぎを刺す専門家もいる。病気のために睡眠時間やベッドに横たわる時間が長くなっている可能性があるからだ。また、被験者の睡眠パターンの自己報告に基づく研究は正確ではない可能性もある。
 
 米国睡眠医学会のティモシー・モーゲンサラー会長は、「こうした研究の問題点は、関連性については良い情報を提供しているが、因果関係に関するものではないということだ」と述べた。同会長は総合病院メイヨー・クリニック睡眠 医学センターの教授 でもある。
 
 モーゲンサラー氏は患者 に、一晩に7~8時間の睡眠 を目指し、どう感じるか判断するよう助言する。同氏によると、必要な睡眠時間は人によって異なるし、文化や遺伝的差異の影響も大きい。
 
 翌日に集中するためには適度 な量の睡眠が重要だ。最近 行われた複数の研究では、7時間の睡眠をとることと最高の認識能力との関連が示されている。
 
 ある研究では、睡眠時間が増えるに従い、認識能力は高まるが、7時間でピークに達し、その後は低下し始めることが示された。米デューク大学メ ディカルセンターのムラリ・ドライスワミー教授(精神医学)は、7時間以上は「睡眠時間が増えても効果はない」と指摘し、物忘れにも注目したこれまでの研 究結果とも一致していると語る。「物忘れの原因のすべてを考えてみると、睡眠はおそらく最もたやすく修正できる要因だ」