重りをもって筋肉のパフォーマンスを向上させるお手伝いをさせていただく仕事を長年やっているわけですが、これには大きく分けると以下のようになります。
狭い運動範囲で、ゆっくりですが出来るだけ高重量を挙げる事を目的とする競技(パワーリフティング)出来るだけ高重量を素早く頭上に挙げる競技(ウエイトリフティング、オリンピック種目です)、最後に満遍なく身体の筋肉を鍛え、均整を競う競技(ボディビル)とあります。
この3つに中でも、ウエイトリフティング、パワーリフティングは種目の挙上重量が記録として優劣がはっきり致します。
ボディビルデイングは筋肉のパフォーマンス(筋肉の大きさ、筋肉がいかに皮膚に浮きでてるか、全体のプロポーションの良さ)が優れている事を競うのですから、評価は人様にしてもらわなければなりません。
見て評価してもらう競技の大変さがあります。
その時の流行?審査員、大袈裟に言えばその方々の人生観、社会観、世界観で変わってくるので、これにも対応していかなければなりません。
まあ、これはこの手の競技当たり前のことだと思います。
ボディビルデイング競技の審査は、身体各部を強調するポージングによって優劣が決定します。
ボディビルのポージングにはリラックスポーズと規定ポーズというものがあります。
リラックスポーズとは自然に立っているポーズですが、実際は全身の筋肉を緊張させています。
規定ポーズとは皆様お馴染みの、体のさまざまな部位を強調した基本的なポーズのことです。
ボディビルの大会の前ではポージングの練習をします。
人様に見られてなんぼの競技ですから、しっかりやらなければなりません。
これだけの為のトレーナーもいます。
一つの運動をすると全身にその運動が波及します。運動連鎖などと言ったりします。
この運動連鎖をうまく使える事が『滑らかな動作』となり、この連鎖を断ち切って個々の動きのみにしますと『効く動作』となります。
ポージングは手足はおろか、中心部の肩甲骨、胸郭、胸椎、骨盤、腰椎など運動連鎖を断ち切って行うなかなか大変なものです。
ボディビルの選手はこの筋肉を大きくするために、どうしても『効かせる動作)』のクセがついています。
そのままのポージングでも良いのですが、今度は各ポーズの繋ぎの美しさが表現できません。
これには『滑らかな動作』が必要となってくるのです。
決勝にいくとフリーポーズという自己表現のポージングもあります。
私はこれらのポージングやる前に、バレエの基礎レッスンを受ける事を進めています。
立ち方から始まって、各身体操作のメソッドが格段に優れているからです。
映画『パンピングアイアン』にA シュワルツェネッガーとフランコ・コロンボがバレエの先生にレッスンを受けているところが出てきます。
A シュワルツェネッガーは、手足の長さをより表現できたポージングをしておりましたね。このレッスンのお陰だと思います。
我が国では、またまたポージングには定評のある敬愛してやまないマッスルクイーンがフリーポーズで『ボレロ』を考えているとの事で大いに楽しみにしていましたが、陽の目は見ませんでした。
ただ、大御所の映画『愛と悲しみのボレロ』しか知らなかった私にいろいろな刺激与えてくれましたね。
ラヴェルの「ボレロ」は1928年に作曲されたバレエ音楽です。
同じリズムが最初から最後まで延々と繰り返され、さらに二つのメロディーが繰り返されるという独特の音楽です。
イメージは、酒場で、踊り子が舞台でゆったりとリズムをとりはじめます。次第に踊りへと変わり、踊りが華やかになってきます。それにより最初は気にも留めていなかった酒場の客たちも踊りに夢中になり始め、やがて皆で一緒に踊り出します。
というものです。
大御所のはもちろん素晴らしいのです。
私、この人のが好きです。
大御所のとは比べるステージが違うのでしょうか。
門外漢がいろいろと申し訳ございません。
皆様お健やかに。





