ギャンブラー高丸春久Blog -4967ページ目

2009年のスイーツ業界は”米粉”一色?

人前で米粉を10回早口言葉でゆうのをためらうワシは意外にシャイなのかも知れない、、、


まぁ、そんな話はどうでもエエんやけど、今年の製菓・製パン業界はどうやら米粉旋風が吹き荒れそうですわ。



米粉ゆうたら2~3年前から徐々に普及し始めたんやけど去年の”事故米事件”で消されかけた。学校給食から米粉パンが外されたり、せんべいやおかき会社が売り上げダウンの大打撃食ろたんやね。


ところが、年末のクリスマス商戦から事態は一変ですわ。百貨店やケーキ屋さんを覘くと”米粉のロールケーキ”とかゆう文字をぎょうさん見かけるようになった。そろそろ事故米事件のほとぼりさめてきたからほな行こかってゆう感じやね。


今年に入って各社が米粉の製品の新作ラッシュですわ。ミスドが初となる米粉ドーナツ、ローソンが酒蒸しパンに節分をにらんで節分ロールですわ。こうゆう動きっちゅうのは他のとこも敏感に反応するから今年は遂に待望の米粉大ブームが起こりそうやね。



でも、ほんだら、なんで米粉なんかゆうたら、始まりは地産地消”ってゆう取り組みからですわ。我がの地元で採れたもんを食おやないか~い!とゆうこと。


一生懸命作っとるのに儲からん農家を助けようやないかいと全国各地で盛り上がってきてたんやけどお米だけが問題やったんやね。


野菜や果物とかは結構いけたんや。けどな、お米だけは難しい。エエ美味しいパンとかあるから米離れが加速しとる。ほんだら、加工してせんべいやおかきぎょうさん食えとゆわれても感じですわ。


もっと大量に消費されるにはやっぱし主食に切り込まなアカン。ちゅうことで、小麦とタイマンですわ。



小麦粉も米粉も同じ粉やないかいとゆうことなんやけど最大の問題が”グルテン”ですわ。小麦粉のたんぱく質の主成分のグルテンが米粉にはあらへん。


グルテンゆうんは生地をノビノビネバネバさせる小麦粉にしかないようなもん。そやから、米粉をなんぼ捏ねたりしばいてもサクサクで生地がつながらんねん。壁やな、ココが。


初めはな、小麦粉に米粉を混ぜて”米粉パン”とかゆうて販売してたんですわ。でも、ぎょうさん割合増やしていって同割り(半分ずつ)くらいまで配合したらパンが膨らめへんようになったんですわ。壁やな、2つ目の。


エエ知識人とかに相談しながら試作試作かましたんやけどどうもアカン。行き詰って泣きついたんがパン屋の大御所ですわ。ほんだら、凄いわな大御所。数ヶ月で「出来たでぇ・・・」ですわ。


ホンマかいなと疑いながら見に行ったら目の前に角角の食パンですわ。米粉100%の食パンの誕生やね。す、す、凄いっちゅうやっちゃ。


どうやって作ったんやとゆうと、無いもんは入れたらエエやんかいとゆう考え方。ニューハーフが女性ホルモン打ったり、おっぱいにシリコン入れるみたいなもんや。グルテン無いんやったら入れたらエエやんかいっちゅうことやね。


米粉に小麦粉からグルテンだけを取り出した粉を加える。グルテン粉ってゆうんやけど、ソレを配合したんですわ。



もう、それからとゆうもんはパン業界は米粉ブームですわ。応用かますのん日本人は得意やからケーキとか洋菓子作れる薄力粉タイプの米粉も販売したり、各社が我がとこでアレンジかましたり急速に米粉製品が普及ですわ。


まぁ、ワシはちょっと食品のニューハーフみたいで嫌なとこあるんやけど実際に米粉パンとか米粉ロールとか食うたら美味いわな。小麦粉に比べて米粉製品は吸水率(水の量)が10%くらい増えるからやわらかいしモチモチやし米の独特の甘みとかあってエエわな。


業者も嬉しいわな。吸水率エエからぎょうさん生地取れるし話題性がある。



フワフワでモチモチとゆうおっぱいみたいな癒し系の米粉の商品。今年こそ、大ブレークしそうやね、、、