他力本願と自力更正(2)
「ホンマに真面目に働こうってゆう気がある人の集まりかい?」
と派遣村を視察した自民の坂本政務官がゆうて、野党はココぞとばかりに本人含めて麻生総理の辞任要求や反発コメントを出したわな。直ぐに釈明会見しとったけど、実際どうなんやろか。
連日のテレビ新聞の報道を見ると興味深い取材内容ですわ。
「まず、住むとこあんばいしてくれ・・・」
「派遣はもうコリゴリやから正社員になりたい・・・」
「生活保護が出てほっとした・・・」
「あまり国には頼りたくないので再出発します・・・」
坂本政務官が全然実態を把握しとれへんゆうて非難されたんはココやね。派遣村に集まってる人をひとまとまりで括ってもうたからですわ。
どうなんやろ、人間十人十色やから派遣村で生活しとる想いっちゅうのはバラバラやわな。国とかに頼ってたい人もおれば、なんとか再就職と本気で願っとる人もおる。
都内のハローワークでは土木、警備、旅館なんかの住み込みの求人がぎょうさんあるゆうてますわ。コレな、よう非難されたりする部分ですわ。求人あるんやったらなんで行けへんねんとかゆわれるとこや。ワシもなんでやと思うとこですわ。
実情は、生活保護の申請に時間取られたり向き不向きの問題とかゆうことがあるらしい。ワシ思うに、なんやかんやゆうても一歩でも踏み出さんななんも始まれへんような気がするで。
”派遣”や”日雇い”の道を選んだのは我がのせいですわ。数年前に”フリーター”とゆう言葉がもてはやされた時期がある。そんなアホなワード生み出したもんやからぎょうさんフリーター誕生してもうたわな。
今の問題の元凶はココや。この時代に職業を気楽に選択したり、好きな時間に好きなだけとゆうお気軽生活をやってもうたツケがきとるんちゃうやろか。
派遣もそうで、登録しとけば仕事はなんぼでもあった時代。会社も使い勝手がエエもんやから社会全体がソッチに動いてもうたんや。
ほんだら、突然ともゆえる”世界同時不況”やわな。会社はココを切る。途端にココの人たち困ってきたんやね。
さぁ、どうするって感じやわな、、、
続く、、、