(今日のサーラ)


サーラの腎臓の検査結果ですが、

今回、腎不全と確定はしませんでしたが、かなりリスクの高い状況であることが判明しました。

結論として、8月に再検査となりました。

SDMA(血液検査)の値は、「14 」でした。
(正常値0~14)

現時点で、正常値の上限です。

亡きフーラを腎不全で失ったパパにとっては、只事ではありません。

尿の状態は、まだ黄色みがあるものの、「濃、中、薄、のうち、薄い黄色」との判定。

確かにかつての色と比べると、かなり尿の色が薄くなってきた感は否めません。

それでも、今回は4月末の検査時よりBUNとクレアチニンの値は下がっていて、正常値の範囲内だったので、パパは一瞬「腎不全については問題なしではないか?」とかすかに期待しました。

しかし、先生からは「SDMAの値と尿の色合いからすると、腎臓病のリスクはかなりあると思われるので、8月に再検査しましょう」とのことでした。

先生と話した印象では、サーラにとって心臓の雑音(次回エコー検査10月予定)よりも、腎臓の方が差し迫ったリスクのようです。

腎臓の厄介さは、前にも書いたように、一度失われた腎機能は治療しても回復することがない点にあります。


良くても現状維持。


あとは失われていくだけ。


限界点を越えたら、命を落とすわけです。


おそらく、SDMA の数値「14」とは、二度と取り戻せぬギリギリ正常な範囲内にいるものと認識しています。


つまり、崖っぷちです。



(サーラ)


2018年10月に、当時8歳だったサーラを保護犬として迎えました。

その際、亡きフーラのように腎不全で苦しませることだけはさせまいと誓いました。

ドッグフードに気をつけ、フーラにやってしまったような人間の食べ物を与えることだけは決してしないと。

それ以来、それを実践してきたつもりです。


しかし、願いは叶わないのかもしれません。


弱っていくフーラを守ってやれなかったように、また可愛い娘を守ってやれないかもしれない。

そう考えただけで、正直へこみます。

とはいえ、黙って待っているわけにはいきません。

サーラのために、まずは食事について、少しずつ変えてみたいと思っています。

腎不全を進行させないためには、たんぱく質やリンの摂取量を制限しないといけません。

でも、腎臓の療法食は、犬にとっては本当に美味しくないみたいです。

亡きフーラは、ロ⚫ヤルカナンやヒ⚫ズといったメジャーなブランドの腎臓病用の療法食(ウェットフード、ドライフード)を用意しても、まずそうな顔全開で、全然食べてくれませんでした。

そして、その食べたくないものを、無理やりに食べさせている感じが、飼い主としてものすごく辛くて切なかったです。

フーラが、「パパ、私はこれしかもらえないの?」と悲しそうな目で訴えてきて、、

いま思い出しても、切ないなぁ、、

その頃、唯一食べてくれたのが、アニモンダというブランドのウェットフードだったので、久しぶりにアマゾンで調べてみました。

そうしたら、150グラム入りのタイプが、1個1000円以上していました。

2017年ころに比べると、えらく高いです。

輸入品なので、円安の影響をもろに受けているのですかね。

1日2個で2000円、1ヶ月で6万円。

それにドライフードもプラスすると、、

サーラのためとはいえ、現時点ではさすがにちょっと高すぎるなぁと判断しました。

あと、うちには、これまでのウェットフードとドライフードを2ヶ月分くらい備蓄してあります。


でも、腎臓病のリスクは後戻りできないリスクなので、一刻の猶予もならないと考え、腎臓用の1種類のウェットフードと、2種類のドライフードを試しに購入してみました。


アニモンダよりは、安かったので、、











上の2つはすでに届いていて、さっそくサーラに与えてみました。


どうやら当たりだったみたいで、とても食いつきがいいです。


なので、ドライフードはすぐに完全に切り換え、ウェットフードはこれまでのものと1日おきとかでしばらく様子を見ようかなと思います。


その上で問題がなさそうなら、ウェット、ドライ共に腎臓用に切り換えて、8月の血液検査に臨みたいと思っています。


今できることは、まず食事療法だと思うので。


サーラはまったくもって健康だと思い込んでいたパパの幻想が、もろくも崩れ去りました。


でも、今わかったことがラッキーなんだと考えて、対処していきたいと思います。


フーラは、腎不全だとわかった時にはすでに取り返しのつかないステージまで進行していました。


朝、起きられなくなり、無色無臭の透明なオネショをパパのベッドの上でするようになりました。


それからしばらくして、やっと、何かがおかしいと気づいたパパでした。


それに比べたら、本当にありがたいことです。


きっと、フーラが守ってくれているのだと思っています。


最近、忘れていたフーラの投薬の記憶が、鮮明によみがえってきました。


ごはんに、リンを吸着させる顆粒を入れて、尿で排出できないリンを、う⚫ちと一緒に排出させていたなぁとか、、


多飲多尿が進んで、脱水から血圧が上がるのを抑えるために、降圧剤を飲ませていたなぁとか、、


脱水を補うために、家で背中に針をさして点滴をしたなぁとか、、


それが、週1回から、2回、3回、4回、毎日と増え、最後の方は毎日朝晩2回になったなぁとか、、


正直、もう一度はできないし、サーラに点滴の痛みや恐怖を味あわせたくありません。


なんだか、自分のガンのことより必死になっている自分がいます(笑)


まずは、叶わないのかもしれないけれど、8月の血液検査で、サーラのSDMAの数値を14より下げることができないかチャレンジしてみます。


サーラを腎不全にさせてたまるか❗この野郎❗って感じです。


受け入れる覚悟を持ちつつ、サーラのために精一杯あがき続けようと思います。


パパが元気でないと大変なことになるので、ちょっと気合い入れていきますよ❗