(今朝のサーラ)

サーラですが、

先日の血液検査のBUNとクレアチニンの数値について先生と相談した上で、

昨日、あらためて腎臓の検査を受けてきました。

SDMAという血液検査と、尿の比重の検査です。


結果は、1週間後くらいに出ると言われています。

落ち着いて待ちたいと思います。

尿は、朝のお散歩で採取して持参しました。

サトウのごはんの空の容器を、サーラのお尻の下にサッと置いて、オシッコを採りました(笑)

我ながら上手くいったなぁ(笑)

腎臓というのは厄介なもので、人も動物も、一度機能が失われると、二度と元には戻りません。

その上、さらに厄介なことに、その機能の75%ほどが失われるまで特に症状も出ず、クレアチニンなどの数値にも表れないのです。

だから、亡きフーラに症状が出て、検査の結果、腎不全と診断されたときには、すでに腎臓の機能の8割近くが失われていると言われました。

今回受けたSDMAというのは、腎機能が25%失われたくらいから数値が取れるらしく、40~50%機能が失われているといった段階での診断も可能となるようです。

診断が早期であれば、進行を遅らせるための選択肢も増えますし、少しでも延命できる可能性も高まります。


(サーラ)

動物病院の待ち時間に、シェパードとレトリバーのMIXの9歳の子を連れたママさんとお話をさせていただきました。

見た目は、ほとんどシェパードなんだけど、毛色が全身茶色で、目も茶色くて、いわゆるジャーマンシェパードとは違っていました。

体重30キロのフレンドリーな男の子で、ニコニコしながらパパとサーラの相手をしてくれました。

可愛かったぁ~☺️

ふれあって、めっちゃ楽しかった!

その子は、心臓に僧帽弁閉鎖不全症があるらしく、手術の選択をするなら今しかないと考えているとのことでした。

見た感じでは、そんなことは想像もつかないほど元気だったのですけれどね、、

みんな、愛犬を想う気持ちは一緒です。

パパがお世話になっている動物病院は、亡きフーラを譲渡していただいた保護団体でフーラの預かりスタッフをしてくれていた方から紹介してもらいました。

その動物病院は、多くの保護団体の支援をしており、はっきり聞いたことはありませんが、保護団体が保護した子たちを、おそらく無償で診察しておられるように思います。

フーラとサーラを保護してくれた団体さんは、それぞれ違う団体さんなのですが、そのいずれの団体さんも、保護した子の診察をその診療所で受けていました。

保護団体さんの活動を支援している、心ある病院のひとつだと理解しています。

一般の診療料金も驚くほど良心的で、ほぼ年中無休で診察しており、いつ行っても多くの方々が愛犬愛猫を連れて表の道にまで並んでいます。

昨日も、待合室が狭いので、10組以上の方々が表の道で待っていました。

パパは、ここより混んでいる動物病院を見たことがありません。

パパは必ず早くに予約してから行きますので、待ち時間は比較的少ないですが、予約なしで行かざるを得ない時は、それなりに待つことになります。

おそらく、値段のこと以上に、動物最優先で一年中休みも取らずに診療している温和な先生を、一度でも診察を受けた飼い主たちは、みな信頼するのだと思います。

検査の結果について先生と相談させて欲しいと電話でお願いすると、診療終了後に夜9時や10時になっても電話をいただけます。


小さな病院ですが、先生以外に数名の若い医師と10名近い看護士さんがいて、狭い診察室で忙しく立ち働いています。




先程のシェパードMIXくんのママさんも、いろんな動物病院を渡り歩いて、ようやく此処にたどり着いたとおっしゃっていました。

大型犬なので、これまでによその病院でずいぶんと高いお金を支払い、料金に釣り合わない不快な思いも沢山してきたそうです。

杉並区から車で来ているので、決して近くはないけれど、此処に来たらもう二度とよその動物病院には行けないとおっしゃっていました。

以前、待ち時間にお話した老年のご夫婦は、八王子から車で通っているとおっしゃっていました。

動物病院の料金と、そこにいる医師の人間性は、いずれも本当にピンキリだと思います。

パパの地元にも、いくつもの動物病院があります。

が、総じて料金はアホらしいほど高く、仮に腕はまずまずでも先生の人間性に対する評判は決して芳しくないところが多いです。

我が子の健康を、適切な経済性と、何より信頼できる医師と共に守っていくことができれば、飼い主としてこんなに幸せなことはないと思っています。




ところで、、

今日の午後、サーラにお留守番してもらって、1時間ほどウォーキングをしてきました。

がんに対する抵抗力を上げるために、軽い運動や無理のない筋トレが必要だからです。

その道すがら、シベリアンハスキーを連れた40歳前後くらいのカップルとすれ違いました。

立ち止まっていたので、遠目には若いハスキーかと思ったのですが、近づいて見ると老犬でした。

そして、彼らは立ち止まっていたのではなく、その犬がもうほとんど歩けないのだとわかりました。

老ハスキーは、後ろ足に靴を履いていました。

近づいていった時、その老犬の後ろ足がガクッとくだけて、腰を落としそうになりました。

体重を支えるのがやっとなのでしょう。

なんとかもちこたえた愛犬を見て、飼い主の男性はその子の首と腹の下に腕を入れました。

そして、老いてもなお25キロ以上はありそうな子の体を、抱きかかえたのです。

僕は、彼らの邪魔にならないように横を通りすぎました。

そして、数秒後に後ろを振り返りました。

彼らは、老犬を大切に抱きかかえながら、ゆっくりと近くの家に消えていきました。

その姿を見て、僕はちょっと目頭が熱くなってしまいした。

サングラスをしていてよかった。

飼い主と愛犬の互いの愛情と信頼が、道ですれ違ったパパにも伝わるほど、あふれていました。

まだ、ハスキーが若かったころ、彼らがどれだけ楽しく活発な生活を送っていたことか。

そして、愛犬が老いて歩けなくなってもなお、愛犬を慈しみ暮らしている。

大きなハスキーが、赤ちゃんのように身をゆだねていました。

おそらく、そう遠くない未来に、彼らは悲しい別れを経験することでしょう。

それでも、彼らの愛情と幸せは、永遠に彼らの中から消えることはない。

そう確信できるものに出会わせてもらいました。

生きててよかったというのは、こういうことだよなぁ。

今日一番の感謝です。