昨日から、驚くほど暑くなりました。
おとといまでダウンを着てお散歩していたのに、今日の昼はTシャツ1枚でサーラとお散歩に出ました。
サーラも、久しぶりに裸で(笑)
でも、今年は花粉症が本当につらいですね😢
昨年よりも飛散量が多いみたいて、かなりきついです。
飲み薬、目薬、点鼻薬、全然効きません😢
いや、、効いていてこれなのかな?
早く終わって欲しい、、、
さて、
パパのお散歩コースに、多摩川浅間神社の横の多摩川台公園があります。
この小さな山のような公園から見る多摩川の景色は、僕にとっての原風景です。
ずいぶん長いこと、この景色を見てきました。
この場所にきて、この景色を見るたびに、僕は既視感に包まれます。
それは、太古の時代の自分が、この野山を走り回り、犬や狼たちと共に暮らしていたという感覚です。
単なる妄想に過ぎないのかもしれませんし、もしかしたら魂の記憶であったりするのかもしれません。
いずれにしても、過去からずっと、僕は犬たちと家族だったと信じています。
そういえば、この場所は亀甲山(かめのこやま)といって、山全体が古墳でもあります。
このあたりに小さな古墳が集中しており、古墳群がそのまま公園になっているのですね。
かつて西暦1185年頃、源頼朝が武蔵国の討伐に出た際、頼朝の身を案じてあとを追った妻の北条政子が、このあたりに逗留して身体を休めたのだそうです。
その際、亀甲山から見えた富士山の方向に手を合わせ、自らの守り本尊である富士吉田浅間神社に夫の武運長久を祈ったのだそうです。
この景色の先に、空気が澄んでいる日には富士山が見えます。
北条政子も、この場所から富士山を見て、祈ったのでしょうか。
政子はその時、身に付けていたのと同じ正観世音像を、この丘に建てたといいます。
村人たちが、それを浅間菩薩として崇めるようになったのが、多摩川浅間神社のおこりなのだそうです。
多摩川の岸辺に降りると、水面を鴨たちが静かに漂っていました。
今は、多摩川に橋がかかり、電車が渡っていきます。
北条政子が、もしも今の世を生きていたら、何を思ったのでしょう。
はるかな時を経て、いったい何が変わり、何が変わらぬというのでしょう。
そんなことを考えていたら、花粉に右往左往している我が身を、ほんのひととき僕は忘れていました。