(今夜のサーラ)



We  can  change  their  lives  


私たちは、彼らの犬生を変えることができます。


犬猫たちは、自分の意思で自分の運命を変えることができません。


そんな弱い彼らが、恐れ、悲しみ、うなだれながら、殺処分という名のもとに殺されていくことを知りました。


知った以上は、もう知らなかったことにはできません。


人それぞれ、感じることも、できることも違うけれど、思うことがあるのなら、きっとその人なりにできることがあると思うのです。


ささやかな一歩を踏み出すことができる、と思うのです。





保護犬だった亡きフーラと暮らした10年間、僕はとても幸せでした。


保護犬だったサーラと暮らす今、僕はとても幸せです。


仕事でどんなに嫌なことがあったとしても、そんなものは時が経てば忘れます。


けれど、フーラやサーラと暮らした幸せは、決して色褪せることがありません。


僕の人生における幸せは、彼らと共にあります。


そして、恐怖と絶望のうちに死んでいった犬猫たちの姿は、僕の目に焼きついて離れません。


ある写真展で衝撃を受けて以来、その記憶は消えたことがないのです。


その日から、僕の心の中で犬猫の殺処分はアウシュヴィッツと同じものとなりました。


運の良し悪しで犬猫の運命や生死が変わる現実を、仕方がないと受け入れることはできません。


目をつぶり、耳をふさぐこともできません。


みんなが、自分の想いに従って、自分なりにできることをしていけば。


きっと、今よりもさらに大きな道が生まれていくに違いないと思うのです。


We can change their lives.