皆さま、こんばんは。
いつもフーラとサーラを応援いただき、ありがとうございます。
2018年3月27日の夜
旅立つ3日前のフーラです。
フーラは、もう自分で動くことも、食べることも、できませんでした。
動くのは、目玉と舌だけでした。
けれども、この夜までは、僕が胸に抱いて、のどの奥に押し込んだササミのかけらを、必死になって飲み込んだような気がします。
生きようとする本能は、すごいものを持っていました。
フーラが口から固形物を飲み込んだ、犬生で最後の夜だったと思います。
保存していた写真の日付を見ると、この晩、僕は家に帰る途中の夜道で、ご近所の桜を撮っていました。
この木を見上げながら、どんなことを思っていたのだろう?
ただ見上げていただけ、のような気がします。
あえていうなら、桜とフーラを重ねていたのでしょうか。
まもなく散っていくのだなぁと、思ったのかもしれません。
あとどれくらい続くのかわからないことへの疲弊感もあったと思います。
早く家に帰ってフーラを抱きしめたいと思いながら、立ち止まって桜を見上げた夜でした。



