愛犬を失うというのは、言いようもなく、さみしいものです。
僕はフーラを亡くした時、この世の中に、こんなにツラいことがあるのかと痛切に感じました。
犬を亡くした人なら、必ずわかっていただける痛みだと思います。
しかし、犬を飼ったことのない人から見たら、ある種、滑稽にさえ見えるのかもしれません。
だからこそ、愛犬が闘病中であったり、看取りのさなかであったり、
虹の橋へと見送ったばかりの飼い主の方々に対して、エールを送らずにはおれないのです。
かけがえのないもの。
時間、安らぎ、想い出。
そして、何物にも代えられない愛。
彼らは、そんなものを僕たちに残して、駆け抜けていくのです。
僕は、その後姿を、ただ涙を流しながら見送ることしかできませんでした。
できることなら、一目でいいから会いたいなぁ。
いつも、空を見上げて、月を見上げて、そう思っています。
お金では買えない大切なもの。
フーラは、たくさんの大切なものを僕に残して、旅立っていったのです。


