いつもフーラとサーラを応援いただき、ありがとうございます。
今日は、サーラの行動から推測されるトラウマについてお話します。
おそらく、繁殖犬であったらしい半生に起因していると思われる行動についてです。
以前も少しだけ書いたのですが、サーラは物音に異様な反応を示します。
その音とは、玄関のチャイム(ピンポン)や、テレビの音、人の話し声といったものではありません。
家の中でミシッと音がしたり、表で何か物音のすることが生活の中であると思うのですが、そんな時にサーラは反応するのです。
その反応は、夜、ベッドで僕と寝ている時に、特に頻繁に起こります。
今まで、僕の横で気持ちよさそうに寝ていたのに、何らかの気配、僕に聞き取れる時もあれば、聞き取れない時もあるような音?に反応し、一瞬でベッドから猛烈な勢いで飛び出して行くのです。
いつも、あまりに急な出来事なので、止めることができません。
リビングまで走っていって、「グルルゥ~ワンワン」と激しく興奮し、何かに向かって威嚇吠えをします。
毎日あるわけではないですが、昼間よりも、生活音の少ない真夜中に起きることが多いので、ご近所の迷惑にならないかと、僕としては気が気でないのです。
そんな時は、僕も起きて、大丈夫だよとサーラを抱きしめます。
今、推測しているのはこうです。
サーラは、過去に自分が生んだ子どもを、侵入者もしくは外敵と記憶している人間(繁殖業者?)に奪われていたのだと思うのです。
その時に抵抗した記憶や、悲しんだ記憶が、音や気配として心に残っており、よみがえってくるのではないでしょうか?
だから、今のこの暮らしの中でも、誰かが何かを奪いにきたと感じて、防衛本能が働くのではないでしょうか?
もしかして、オレを守ってくれているの?
まさかとは思いますが、ここに子犬はおりませんので、もしかしたら、そういった感情があるのかもしれません。
だとしたら、僕はサーラに伝えてあげたいと思っています。
サーラは、何も守らなくてもいい、闘わなくていい、恐れなくていい。
サーラは守られる存在であると。
この子がいつか天に召されるとき、ただ一匹の無垢な犬として、幸せであるように。
この子が人の言葉を話せるなら、何と闘っているのかを聞いてあげたいのですが、それは叶いません。
だから、サーラが幸せを感じながら一晩中、のほほんと眠ってくれるように、必ずそれを実現したいと願っています。
おそらく、時間がそれを叶えてくれるはずだ。
僕は、そう信じているのです。
保護犬たちは、その過去ゆえに、何かしらのトラウマを抱えているかもしれません。
亡きフーラも、そうでした。
しかし、それは彼らの命の輝きを、その魅力を、少しも曇らせるものではありませんでした。
保護犬は、私たち人間に、人間がどうあらねばならぬかを教えてくれる天使だと、僕は思っています。


