今日は、

暖かい一日でした。 

そして、僕のお休みでした。

約束どおり、

フーラと一緒に

早咲きの桜を見に

多摩川の河川敷に行きました。




フーラは、

病院に行く以外で

しっかりと表にでるのは、

かなり久しぶりです。

1月29日の夜、
 
9時過ぎに散歩に出たあとに、

初めての「引きつけ」を

起こして以来、

冬の寒さの中で

散歩に出ることを、

控えていたからです。

しかし、そのせいで

フーラの衰えは、

一気に加速したようにも

思います。




人間も犬も、

年老いて身体機能を

使わずにいると、

驚くほどの早さで

機能が失われていきます。

僕の父が、

一昨年の夏に入院し、

年末に亡くなるまでの変遷に

重なって見えるのです。




何が最善なのかは、

正直わかりません。

3月10日早朝の

2回目の引きつけは、

衝撃的な出来事でした。

午前6時過ぎに

フーラの身体に生じた異変

あの日、あの時を境に、

徐々に失われつつあった

フーラの身体機能は、

一気に失われてしまいました。

目は、

あまり見えていない状態から

ほぼ失明に近い状態に。

そして、それまでは、 

まだ豊かだった

感情表現や表情も

ほとんど

なくなってしまいました。

あの数十分間、

今までにない叫び声をあげ、

苦しさを訴え続けた

フーラの身体に

一体、何が起きていたのか。

僕には、

いまだにわかりません。 

失われたものは

元にもどらないので、

今さら考えても

仕方がないことなのでしょう。




しかし、それでも、

フーラの愛おしさには、

何のかげりも

ありはしません。

僕とフーラを

表に連れ出すために

仕組まれた

素敵なプレゼントのように

暖かい一日でした。

乾いた強い風が、

僕とフーラを包んで、

走り去っていきました。




来年も一緒に

この桜を見ようとは、

もう言いません。

ただ、

今日、生きている、

今を、生きている

フーラと共にあること。

それだけで十分です。

頑張ってくれて、

ありがとう、フーラ。

疲れて眠る、

愛しい我が子よ。