みなさま、こんにちは。

 

フーラとこーたです。

 

今日は、フーラのトリミングに行ってきました。

 

いつもお世話になっているマーさんと相談し、

 

今までになく、短いカットにしていただきました。

 

 

(写真はすべて今日のフーラ)

 

 

もともとアレルギーの気があるフーラですが、

 

腎不全の療法食とアレルギー対策が両立できていないようで

 

特に口まわりや足に強くかゆみが出てきているようです。

 

最近、カラーをしていないと、掻き掻きが止まらなくなって

 

血が出るまで止まらないような傾向が出てきています。

 

そのせいで、下あご部分の毛がなくなってしまいました。

 

また、お留守番時にカラーをしているので、

 

水を飲むたびにカラーも濡れるため、

 

雑菌も繁殖しやすいような状態になっている気がしています。

 

 

 

 

そんなこともあって、かなりサッパリとさせていただきました。

 

プードルのカットについては、好みがわかれるところだろ思いますが、

 

僕は、このバリが入った感じに近いのが、意外と気にいっています。

 

うちのフーちゃんは、お鼻がながい正統派おフランス美人ですので(笑)

 

まぁ、親バカジョークはさておくとしても、

 

フーラが17歳の老犬であることを考えると

 

もはや可愛さの追求よりも、普段のお留守番生活での

 

衛生面を考慮したお手入れのしやすさに舵を切ったというのが

 

正直なところです。

 

 

 

 

体重も、腎不全になる前は3.7キロあったのですが、

 

いまは2.9キロになりました。

 

 

 

 

それでも、いい具合に枯れながら

 

17歳のおばあちゃん犬であっても

 

タッタカタァ~と走る元気を見せてくれる

 

愛しいパートナー・フーラを、頼もしく思うこーたです。

 

 

 

 

 

さて、こーたのお仕事がこのところ少々忙しく、

 

今まで週1回程度だった更新頻度が、

 

3月~5月は、さらに落ちそうな雰囲気です。

 

そんなこともあり、みなさまからメッセージをいただいても

 

お返しできなかったり、ご迷惑をおかけしている状況のため、

 

メッセージをしばらくクローズしております。

 

コメントは開けており、頂戴したコメントは

 

すべて楽しく拝見しておりますが、返信できなかったり、

 

返信までに時間があいてしまう場合があることを、

 

ご容赦ください。

 

 

 

 

 

さぁ、それでは一部に熱心なファンが存在する(笑)、

 

こーたの妄想ラブストーリーを、最後にお届けします。

 

次回作まで、しばらく時間があくかもしれないですが、ご容赦を!

 

それでは、お楽しみください。

 

あくまでもフィクションですので、お忘れのなきよう。

 

 

<アイリス>

 

早い桜がもう咲きはじめた。
春が、すぐそこまで来ている。

オレと芽衣は、相変わらずラインでやり取りするのが日常だ。
要するにオレたちは、しばらく会えないでいるわけだった。

そんな日々が続いた今日、久しぶりにうれしいメッセージが芽衣から届いた。

「おはよう。風邪ひいてない?まだ寒いから、風邪ひかないように気をつけてね。
実はお仕事で、今週の木曜の夜遅くに東京に入って
、翌日19時の新幹線で大阪に帰ることになったの。
予定では帰りの新幹線に乗る前に1時間だけ空くんたけど、会えないかな。
でも、きっと忙しいよね。ごめんね。」

オーマイガ!

オレはすかさず、前の晩何時に東京に到着するのか、ホテルはどこか聞いた。
すると、「それは知らなくていいの!だってダーリン、ホテルまで来るでしょう。
会社の人たちも泊まっているし、翌朝早いから困るの。
品川駅19時発の新幹線で帰るから、品川駅のあたりで18時に会えない?」

オレの行動は読まれている。
まあ、これまでの行動を考えればあたりまえか。
 
「了解。1時間では、オレのしたいことが何にもできないな。」と
つまらないジョークを返したが、
「もう。ダーリンは相変わらずおバカさんなんだから。
久しぶりに会えるから、とってもうれしいよ。」と
なんとも可愛らしい返事がきて、オレの心は弾んだ。
 
金曜はすぐにやってきた。
待ち合わせ場所は決めずにいたのだが、当日、
オレが仕事場を出る時間が押してしまったため
品川駅の新幹線改札前で18時に会うことにした。
 
山手線を降り、新幹線改札へと向かう時、
オレの心臓はドックンドックン音を立てているようだった。
そこに芽衣がいなかったらどうしようという緊張と、そんなはずはないという期待。
笑顔で立っているはずだという確信と、誰もいないことへの恐怖。
オレの心は、期待と恐れの間で揺れながら、身体だけは足早にそこへ向かっていた。
 
だが、しかし、改札が視界に入ると、オレの心は晴れ渡った。
そこに、芽衣がいたのだ。
 
鮮やかなネイビーブルーのコートを身にまとい、
殺風景な改札口の前に咲く
場違いな美しい花のように、そこに立っていた。
 
「芽衣、お待たせ。」
「ダーリン、ごめんね。来てくれてありがとう。」
「ううん、何があっても来るさ。」
 
そう言って微笑みあうと、自然と手をつないで互いの感触を確かめあった。
「確かに、会えたんだな。」
「うん、そうだね。うれしい。」
「時間ないし、中のスタバでお茶しようか。」
 
オレは入場券を買い、芽衣と一緒に新幹線の改札を抜け、
新幹線の構内にあるスターバックスへ向かった。
 
混雑する時間帯ではあったが、その日は思いのほか店内がすいており、
オレと芽衣は席に座ると、カフェラテを飲みながら近況を伝えあった。
 
話しは主に、互いの愛犬の話だった。
うちのリリアンと、芽衣のうちのサラ、ルイの話は、いくら話しても尽きなかった。
そして、ワンコの話をしているかぎり、笑顔が絶えなかった。
互いのスマホを出して、保存してあるワンコの写真を見せあった。
 
芽衣は「リリアンとの時間を大切にしてね」と何度もオレに言った。
オレは、「わかってるよ。オレはリリアンが死んだら、一緒に向こうへ行くんだ。」と答えた。
すると、その時だけ芽衣が少し困ったような顔をした。
 
オレは、それがうれしかった。
 
あっという間に、18時50分になった。
芽衣が「ごめんなさい。ちょっとお手洗いに行ってくるね。」と言って立とうとした時、
「あ、そうだ。ルイとサラの写真をお友達が撮ってくれたの。」と言って、
バッグから写真を取り出した。
「きちんと写真に焼いてくれたの。今はかえって、こういうのうれしいよね。」と言った。
 
その時、芽衣のバッグから、小さめの手紙の封筒が落ちた。
しかし、芽衣は写真に浮かれていて、それに気付かなかった。
そして、そのままバッグを持ってトイレに行ってしまったのだ。
 
「あ、」と思ったが、拾ってあげればいいと思ったオレは、
そのまま芽衣を見送り、床に落ちた封筒を拾い上げた。
 
封筒には住所などの記載はなく、表に芽衣の氏名が書かれていた。
裏面を見ると、オレの知らない男性の名前があった。
 
オレは申し訳ないと思ったが、開封されていたので中を見てしまった。
中には便箋が4枚入っており、そこにはその男性が芽衣に寄せる想いを
便せん4枚にわたって延々と書き連ねていた。
 
「まいったな、、、」と、オレはつぶやいた。
芽衣が男性にもてるのはわかっていたつもりだが、こんなのを見るはめになるとは。
 
読み終わって便箋を封筒にしまった時、芽衣が戻ってきた。
オレは、「これが、さっき落ちたよ」と言って、手紙をテーブルに置いた。
すると芽衣の顔色が変わった。
「中身、読んだんだよね?」
オレは、うなづいた。
「ごめん。そういうつもりではなかったが、つい見てしまった。」
「うん、いいよ。ごめんね、でも、これはなんでもないから。
昨日、いつも仕事で寄る郵便局で顔見知りの局員さんから渡されたの。
でも、私はそういうつもりはないから。きちんとお断りします。だから、心配しないで。」
オレは、心の中でホッとしつつ喜んでいたが、心とちがう言葉が口をついて出た。
「そうか。でも、ずいぶん大切そうに持っていたんじゃないのかな。」
 
沈黙があった。
 
オレが伏せていた眼を上げると、芽衣の頬に涙が伝っていた。
しまった、余計なこと言っちまった、と思った。
だが、発した言葉は元に戻せない。
 
「時間だからもう行くね」と言って、芽衣は立ち上がった。
そして、「ごめんなさい。」と言って、小さめの洒落たボストンバッグを手に取ると
小走りに店を出ていってしまったのだ。
 
あっけにとられたオレは、まわりの目を気にして大声も出せず、
一瞬呆然として、座ったまま芽衣を見送ってしまった。
 
「くそ、なんて日だ!」
思わず口をついて出たのは、お笑い芸人の決まり文句だった。
 
あわてて店を出たが、芽衣はどうやらエスカレータでホームに降りてしまったようだ。
そもそも、時刻はもう18時58分だった。
オレたちは、何事もなくてもホームに向かい、
列車の入線を待たねばならない時刻を迎えていたのだ。
 
時刻表の掲示板を見て確認した。
のぞみ409号新大阪行き、24番線だ。
走ってエスカレーターを降りながら、オレは芽衣が何号車に乗車するのか
聞いていなかったことに気付いた。
 
ホームに降りると、18時59分入線予定の列車が品川駅に滑り込んできたところだった。
16両編成の新幹線のどこに芽衣がいるのかを、停車の1分間で探すのは無理だ。
 
オレはとっさの判断で、今いる8号車の前から
先頭の1号車に向かって窓越しに車内を見ながらホームを走った。
 
3号車まで来て芽衣を発見できなかった時、ベルが鳴り終わりドアが閉まった。
3号車から1号車までは自由席だ。
おそらく指定席を取っているはずだと察したオレは、
9号車以降に芽衣が乗っていることを確信した。
 
ゆっくりと動き出した新幹線が加速する前に9号車以降の車内が見れるように、
無駄とはわかりつつも反対方向にオレは走った。
 
10号車とすれ違う時、乗降デッキのガラス越しに芽衣が立っていた。
すれ違う瞬間、芽衣とオレの視線が確かに一瞬結ばれた。
 
芽衣は、その瞬間になにかを言った。
 
オレはその場に立ち止まってふりかえり、
横浜方面に向かって走り去る列車を見送った。
 
夕闇の中、最後部車両のライトがカーブの先に消えていった。
 
何秒たっただろう。
コートの中の携帯が震え、LINEの着信を知らせた。
 
芽衣からの伝言だ。
オレはスマホを開けて、メッセージを見た。
 
「ダーリン、今日はありがとう。せっかく来てくれたのに、いやな気持ちにさせてごめんなさい。
でも何も心配しないでね。次はいつ会えるかな。早く会えるといいね。あなたの芽衣より。」
 
大切な時間だったのに、、、
 
オレは、先ほど改札口に立っている芽衣を見つけた時の気持ちを思い返していた。
 
そこには、アイリスの花が咲いていた。
そう、芽衣はオレのアイリスだったのだ。
 
ホームの先の夕闇がアイリスの青と混ざりあって
オレの心に広がっていった。