フーラといつもの河原で
ひなたぼっこ
暖かな陽ざしの中で
ひなたぼっこ
きみは、あと1か月で17歳
よくがんばって生きてきたね
7歳のときに出会って、まる9年
君は僕の宝物になった
僕がみつけた、ほんとうの宝物
だから、あらためて言おう
ありがとう
フーラ
大好きだよ
この一瞬が永遠ならどんなにいいだろう
一方通行の時のなかで
まばゆい輝きを放つ
この瞬間を
この暖かな陽ざしのぬくもりを
きみのからだの暖かなぬくもりを
僕のこころとからだに刻みこもう
覚えているかい、フーラ
まだ、きみが7歳のころ
この河原で、おじいさんとおばあさんに声をかけられたことを
『かわいいね
わたしたちも以前、白いトイプードルと暮らしていたんだよ
この子は、7歳くらいかな
やっぱり白いトイプードルは最高だ』
僕はそのとき、驚いたんだ
僕は、デジャブを見ているんじゃないかと思った。
未来の僕が、きみを想って
今の僕たちに会いに来たんじゃないかと
僕も、いつかどこかで
白いトイプードルを連れた人に
声をかけるのかもしれないね
『やあ、こんにちは
かわいいね
おじさんも、むかし白いトイプードルと暮らしていたんだよ
やっぱり、白いトイプードルは最高だね』
そうして
いまは体がなくなってしまったけれど
いつも一緒にいるんだよって
そう、こころの中でつぶやくだろう
最近、すっかり目も耳もおとろえてきたきみは
僕が外から帰ってきても、気づかずに寝ているね。
だけど、少しするとハッと目覚めてあたりを探すんだ
僕のにおいを感じてくれたんだね。
そのとき、ぼくはきみの一途さに
こころの底から感動します。
僕が生き続ける限り
僕はきみを想い続けるでしょう。
わが心のフーラへ
ありがとう
君を愛しています






