65回レコード大賞を「ケセラセラ」の曲で受賞したMrs.GREEN APPLEですが、大森元貴さんが突発性難聴になったそうです。

 妻がミセスが好きなので、僕も何度も聞いている歌手です。ケセラセラの曲は、天才的な曲だと思っています。すごい気なったので、突発性難聴について調べてみました。

 

 

  突発性難聴とは

 

 突発性難聴(Sudden Sensorineural Hearing Loss, SSHL)は、突然に起こる急性の難聴を指す医学的な用語です。通常、突発性難聴は片耳に影響を与えますが、両耳に影響を及ぼすこともあります。患者は、数時間または数日以内に聴力の急激な喪失を経験します。

 突発性難聴の原因は不明確で、様々な要因が関与している可能性があります。一般的には、内耳の突然の損傷や血行障害、ウイルス感染、自己免疫疾患、神経炎症などが関連していると考えられています。ただし、特定の原因が特定されない場合もあります。

 症状は急激な聴力の低下が主であり、時には耳鳴りやめまいなどの症状も伴うことがあります。診断は、耳鼻咽喉科医(ENT医師)が行い、詳しい歴史の取得、身体検査、聴力検査、必要に応じて画像検査が含まれます。

 早期の治療が重要であり、一般的にはステロイドなどの薬物療法が用いられます。ただし、治療の適応や成功率は症例により異なります。一部の患者は治療に反応し、聴力が回復することもありますが、完全に回復しない場合もあります。

 

 

  突発性難聴の治療法について

 

 突発性難聴の治療法は、迅速かつ継続的な医療の介入が重要です。ただし、治療の効果は患者によって異なることがあります。以下は、一般的に使用される突発性難聴の治療法のいくつかです:

1. ステロイド療法

 ステロイド(糖質コルチコイド)は、抗炎症作用があり、神経や組織の浮腫を減少させる可能性があります。口からのステロイド投与や、重症な場合には静脈内投与が行われることがあります。

2. 抗ウイルス薬

 ウイルス感染が原因とされる場合、抗ウイルス薬が使用されることがあります。ただし、突発性難聴の原因がはっきりしていない場合もあるため、効果は限定的です。

3. 血行改善薬

 血行障害が関与していると考えられる場合、血行改善薬が使用されることがあります。例えば、プロスタサイクリンなどが挙げられます。

4. 酸素療法

 酸素療法は、組織に酸素を供給し、修復を促進する可能性があるとされています。ただし、効果についてはまだ研究が進行中です。

5. 中耳内注射

 一部の症例では、ステロイドなどを直接中耳内に注射することが検討されることがあります。

 治療法の選択は、患者の症状、健康状態、および原因に基づいて個別に行われます。治療は早期に始めることが重要であり、初期の段階での介入が聴力の回復に寄与する可能性があります。患者は専門医(耳鼻咽喉科医)と協力して、最適な治療計画を策定する必要があります。

 

 

 

 

 大森さんの状態が良好であればと思います。昨年は頑張りすぎている感じもありました。素敵な歌声をまた期待していますが、体調を優先してほしいなと思っております。