HSPは人に対する感受性が強いためにストレスからくる、肩こり、慢性疲労、虚弱など原因不明の体調不良に悩まされる人も多いと言われています。他人からも影響を受けやすく、この疲れが自分のものなのか、他人のものなのかわからなくなります。他人のイライラやモヤモヤの嫌な感情を体で吸収してしまい、気分が落ち込んでしまうこともあるのです。

 

 カゼをひいた人を見かけると悪寒を感じ、怒っている人がいるとこちらまで、イライラしてしまう。相手の状況を感じるだけでなく、モノマネでもしているようにカラダが勝手に人の感情や体調を再現してしまいます。感情なんかを受けるととても疲れてしまいます。怒りの感情を強く持っている人がいるときつくなります。何とか、機嫌がよくなるように気を使ったりすることもあったりします。

 

 危険や異変を察知しやすいとも言えます。また、その原因も追及したくなります。世間話が入ってくると、聞きたくもないのに話の展開を追ったりします。近くで変なムードの人がいれば、無視したくてもどうして変なムードなのか探ってしまいます。

雑音に気を取られてしまって人の声を聞き逃したり、読書も文章表現に引っかかったり、どうでもいいところに注意が向いてしまうのです。そうなると、人に会うことがつらく疲れてしまうのです。細かいところに気づくことはとても良いことですが、情報過多になってしまい疲れたり、必要のない情報までも取り込んでしまいます。僕的には、ただ過ごしているといつの間にか考えてしまうので、考える必要がないものを整理したりしています。

 

 人と会わずに生活することは難しいですね。一人を好む傾向があります。人と接する中で、すり減った神経を回復するために、一人時間が大切なのです。一人時間も考えて日々の生活リズムを作ったりするものなのです。心の中にあるもやもやであったり、自分の考えを整理することで安定して過ごすことが出来るようになります。

感受性は、人への気遣いが上手くできて、「気が利くね」「空気が読めるね」なんて言われることがありますが、過度に気を使ってしまうと疲れてしまうものです。自分の良さがストレスになることもあるので、バランスをとることが必要ですね。僕自身は、マインドフルネスやコーピングなど、取り入れているのも感受性をコントロールするための対策をとっています。感受性とは上手く付き合えるように工夫が必要ですね。