ふく老の怖い話『動物霊』の裏側 | ふく老の嫁による『ふく老の怖い話』裏側

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YouTube投稿中の『ふく老の怖い話』で使用した台本や絵などを公開しています。

今回は、ふく老の体験談というよりは、ふく老の弟くんが体験したお話です。

前回の峠のトイレに行ってみたい!とリクエストをしていた、あの弟くんです。

 

動画を見たい方はこちら↓↓↓

 

https://youtu.be/HPBAaxC0uW4

 

アップする日数あいてしまったのは、暑さのせいです。

部屋の中が33度とか頭痛がしてくるレベルですね"(-""-)"

クーラーほしい・・・・

 

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『動物霊』

この話は、私が体験した話・・・ではなく、前回のお話に登場した弟が体験したお話です。

当時、私は家を出て、遠方で一人暮らしをしていました。
用事があるとき以外は、両親とは連絡を取ることもなく悠々自適な一人暮らしを満喫していました。
そんな中、仕事中に母から電話がかかってきました。
普段はそんな時間にかかってこないので、何事かと思い電話に出てみました。

第一声『あんたなんかあった!?大丈夫!?』
という声が飛んできました。
私は、わけもわからず、とりあえず、五体満足で、特に何事も起こってないことを説明し
むしろ、電話越しに聞こえてくる、“ドン!ドン!ドン!”という音が気になり、「どこから電話かけてきてるの?工事現場にでもいるの?」と聞きました。

『大丈夫ならいいけども、なんかあったら電話するから』とこちらの質問には答えず、言いたいことだけ言って電話を切られました。

気になったものの、仕事中のため、落ち着いてから電話をかけようと思い仕事に集中しました。
結局電話をかけれたのは、翌日の朝で、何が起きていたのかを聞くことができました。



ここからは、弟視点でお話しします。

はじめは遠くで“ドンドンドン”と、一定のリズムで規則正しく太鼓を叩くような音が聞こえてきました。

どこか遠くで、太鼓の練習をしているのだろうと思って聞いていました。

音が鳴るのは、昼夜問わずだったのですが夜遅くに、鳴り始めることはなく、太鼓の練習だということに、疑いを持っていませんでした。

日を追うごとに、太鼓の音が徐々に近付いてきていて、いつの間にか家の近所で鳴っているようでしたが、見渡しても何もないので、あまり気にせずにいました。

ある日、家の玄関前あたりで、太鼓の音が聞こえました。

さすがにおかしいと思い、すぐに玄関ごしに外を見てみたのですが、そこには何もなく、ただ、音だけが鳴りやまず聞こえていました。

怖くなり部屋に戻り、その時両親は仕事中で連絡することもできず、音が止むまで震えていました。

時間が経つと、音が止み静かになりました。

間もなく両親が帰ってきて、起きたことを説明すると『明日は休みだから、一緒にいられるから大丈夫』と言ってくれました。

翌日案の定、音が鳴り始めました。
しかし、次は太鼓の音ではなく、玄関を“ドンドンドン”と一定のリズムで叩く音になっていました。

両親も弟も、しっかり聞こえていて玄関前には誰もいないのに、ひたすら叩かれ続けていました。

父は、震えながらも『やめろ!』と一喝しすると、玄関を叩く音が止み、一安心して両親含めこれで大丈夫だといいなとその日は過ごしました。


次の日、父は仕事でしたが、母は休みで家にいました。
その日は二階のどこかから“ドンドンドン”と鳴り出しました。

二階に上がると、ふく老の部屋から音が聞こえてくるのに気づきました。
(ふく老の部屋は、遠方へ引っ越していってからも、そのまま残してありました。)
部屋の中へ入ると、外から壁を叩かれているようで、怖さを押し殺して、外へ確認しに行きました。

外へ出て、音がした場所を見てみても何もなく、念のため母に、まだ鳴っているかを携帯で電話をかけ聞いてみました。

すると、まだ鳴っているのが携帯越しでも聞こえてきていて、鳴り止む様子はありませんでした。

家の中に入ると、母がふく老の身に何かが起きているのではないかと、電話をかけていました。

ふく老とはなにも関係がなかったことがわかったものの、原因がわからず途方に暮れているところへ、父が仕事から帰ってきました。
その時には、音が止んでいたのですが、その日あったことを父に説明すると
『このままにはしておけない』ということで、知り合いの神主さんに相談しました。

神主さんからは『お祓いをする前に、手順を教えるのでこの方法で対処してみてください』と
提案があり、明日朝一番に実践してみることにしました。


その日の夜、自室で寝ていたのですがふく老の部屋から、壁を叩く音が徐々に移動してきました。
部屋の中まで入ってきて、まわるように音が動いているように感じたところで父が、『うるさい!』と言いながら入ってきてくれました。

今日は、みんなで過ごした方がいいということになり、三人で眠れない夜を過ごしました。

明け方近くまで音はふく老の部屋でなり続け、

翌朝、予定通り、神主さんに言われた手順で父が作業を行いました。

ここまでが私が、弟から聞いた話です。


もし、この後改善しなかったら、神主さんがお祓いに来てくれる予定でしたが以降は音に悩まされることもなくなったそうです。

後日神主さんに詳しく原因など聞くと弟が道端で死んでいた動物を不憫に思い、その気持ちがうれしくて追ってきてしまったのではないかということでした。


あくまで、私の考えですが、『心安らかに、行くべき場所へ行ってください。』
という気持ちを持つのがいいと私は思っています。

ちなみに、この時父が行った対処法がどんなものだったのかは、教えてもらえませんでした。

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なんの動物だったのでしょうか。

そこまではわかりませんが、北海道の田舎なので、猫だけでなく、きつねやタヌキかもしれませんね。

ということで、きつね書いてみました(;´∀`)

(*´Д`)

うまくかけているだろうか・・・・

うまく書けてるよーって思ってくれたら、ぜひとも感想を!(*´Д`)