昨日の記事で記載したNDFについて今日は
記載していこうと思います。
NDFとは
対象通貨を直接取引せず、
米ドルの差金決済のみで通貨の取引を行うことです。
例えばブラジルレアルを取引する場合は
直接ブラジルレアルを買うわけではなく、
2010年6月1日 1ブラジルレアル=0.5ドル
の時に買い、
2010年6月2日 1ブラジルレアル=0.55ドル
とNDFが動けば、その差0.05ドルをもらえるという取引です。
つまり米ドルに対する値動きだけで決済が可能になるため
いくら流動性が低い通貨でも取引が可能なのです。
(もちろんその通貨独自の動きに連動する形にはなりますが、
取引できなくなる事態は避けることができます。)
この手法は結局はマイナーな新興国通貨のように
取引に規制がかかっていたり、流動性が低い時に使う
取引手法であり、
先進国通貨ではもちろんスポットレートで
直接その通貨を買いに行きます。
このNDFの問題点としては
本当のスポットレートとは乖離が起こることがあげられます。
今流行りの通貨選択系の投資信託は
たいていこのNDFを使って新興国通貨の取引を行っています。
なので実は各運用会社がレポートで出している各通貨の短期金利と
実際の短期金利は結構数値が違ったりするんですね・・・・
(中国元にいたっては利回りがマイナスです)
ちなみにまともにちゃんとNDFの利回りを記載しているのは
三菱UFJ投信だけです。
http://www.am.mufg.jp/fund/shouhin/250817.html
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