為替相場は
時には国の介入や規制によって動かされている通貨があります。
今日は特にその中でも国の介入が強い通貨を
ご紹介。
1、中国元
いわずもがな、米国債を買いまくることにより
ドルペッグに無理矢理している通貨。
色んな金融機関が元は切りあがると言い張っているが、
欧州財政危機がある限りはおそらく
切り上げないと思っている。
2、インドネシアルピア
中国元ほどではないが、かなり規制が強い。
そのせいか、JPモルガンELMI+という
新興国通貨の短期金利を表すインデックスがあるが
インドネシアルピアはここ二カ月で
4%→15%とかわけのわからない動きをする。
3、ブラジルレアル
ブラジルは現在為替取引に
2%の金融取引税を課している。
つまりブラジルレアルを買うと
2%税金を取られるのだ。
これはブラジルレアルの過熱感を抑えるため
ブラジル当局が施行した政策である。
おかげでブラジル関連のファンドの
パフォーマンスは若干悪化している。
4、スイスフラン/ユーロのペア
実はスイス当局はなるべくユーロに対して
通貨が高くなるよう必死にユーロを買いまくって
介入している。
しかしその努力もむなしく、どんどんスイスフランは
ユーロに対して高くなっている。
そしてこういった規制通貨には
それだけ市場がねじ曲がっているため、
投資チャンスがたくさんあることは
間違いないでしょう。