昨年の8月に下顎の膨らみに気づき、

動物病院から紹介された大学病院で、

翌月に、扁平表皮癌の診断が降りた

13歳の猫のチビちゃんが、

2月4日に旅立ちました。

 

診断が降りた当初は、

手術の話もありましたが、

下顎の骨を削らなければならなくなり、

そうなると、食事も難しくなること。

更に、細胞を調べた訳ではないけれど、

肺にも怪しい影があることから、

何もしないで余生を送らせることに

決めました。

 

今年に入ってから、

食事量が減る度に、

近くの動物病院に連れて行きました。

私も何度も付き添いました。

 

1月半ばに連れて行った時の体重は、

既に2.1Kgになっていて、

もうガリガリでした。

 

それから2週間も経たないうちに

体重は1.8Kg.

この時、私は内心もう1か月持たないと

思っていましたが、口には出さずにいました。

飼い主が落ち込むことがわかっていましたから。

 

更に1週間後、体重は1.6Kgとなり、

この時は思い切って獣医さんに尋ねました。

あとどれくらい?と。

1週間か2週間とみてますと、

きっぱり言われました。

この言葉を、飼い主に聞かせる目的で

私は敢えて尋ねたのです。

 

あと1週間。。。

 

そう彼女は呟いて、それからは

あと1週間なら、なんでもやってあげると

腹を決めたようで、それまでも懇親的に

世話をしていましたが、

更に、懇親的になりました。

 

鎮痛剤が効いたのか

よく食べてくれました。

 

ですが、逝ってしまいました。

 

彼女がどれだけ落ち込むか

心配でしたが、

1週間ってわかっていたからって、

すっきりしたような顔でした。

もちろん、辛いのは当たりまえだけど。

 

7~8年前に愛犬を亡くした時のような

ひどい落ち込みはなかったです。

 

治療をしなければ、

数か月とか半年とか

人間の場合はよく聞きますが、

実際に治療を全くしない人は

データが確立するほど存在しません。

 

猫の場合は、どうなのかわからないけど、

病気が判明してから5か月でした。