・・・・・・ここはどこだろう・・・・・・・なんか真っ暗で何も見えないよ・・・・
そこはまるで暗闇の世界にいるみたいでイズミの声がどこまでも響いていた。その声の響きが消えていくと、バッと光が射した。そしてイズミはめをゆっくりと開けた。するとイズミはとても美しい大きな月に照らされている浜辺に立っていた。静かに波の音を立てている、青くてきれいな海についイズミは見とれてそのままずっと立っていた。そのとき浜辺の少し奥のほうにあった海岸の大きな岩の上に誰かが座っていて、きれいな音色の竪琴をひいていた。かすかに竪琴の色が七色に光っていた。その音色につられてイズミは一歩一歩その音色の方に近づいていった。近くまで来るとどういう人か分かってきた。女の子でイズミと同じくらいの身長だった。薄めの紫っぽい色をした短いワンピースを着ていて、首には光るように白いバンダナを巻いていて、髪はとても綺麗な青い色をしていて、一部一部に紫色の髪が混ざっていた。髪の長さは腰ぐらいまで伸びていた。イズミはその女の子のすぐ後ろの近くに来ると、竪琴の音色は止まった。そしてその女の子はゆっくりと後ろを振り向いた。そして顔が見える瞬間にまた光が瞬間に射しこんで、他のシーンになった。
次は全部が真っ白だった。(真っ黒の次は、真っ白・・・・・か)イズミはそう思って。辺りをキョロキョロした。
すると目の前にスススッと虹色の上行きの階段が現れた。イズミはその階段をゆっくりと登っていった。階段はものすごく長くて登るのに苦労した。やっと登りきって、イズミは息切れしていた。そこは宙に浮いていて、大きな王座があってそこに虹色の派手なドレスを着た女王のような女の人が座っていた。他には誰もいなかった。イズミが来たのに気がつくと、こっちを向いてビックリしているイズミに言った。「おいで・・・・何もしないから・・・・ね・・・」女の人は顔に布をかけているため顔は見えなかった。恐る恐るイズミは女の人の方向に近づいた。「こんにちは、私はドリーム=ラティス・クリーズィス。ここは彼方の夢の中なの。さっき見た海岸も夢。でもあれはそのうち現実になるものなの。まあそんなものはともかく、今回は彼方に頼み事があるの。」「・・・・?なんですか?」「実は・・これから私の言うことを絶対に覚えておいてね。まず、彼方の家から出て行ってすぐ右に行って・・・・、まあ説明するのは大変だから彼方が起きたら枕もとに内容の書いてある紙をおいておくわ。あと絶対にこの内容をやる時は笛を武器として使える人、一人だけ連れてきてほしいの。だから計2人だけでやってほしいの必ずよ分かった?じゃあそろそろ日が出る時間なのでまたあいましょう」
そしてイズミは目が覚めた。枕もとにはメモしてあった、紙がおいてあった。(これは・・・・・・・!早く呼びに行かなくちゃ・・・・・でも誰を連れて行くんだろ・・・・笛を使って戦う人・・・・・あ!ナオだ!ナオのことだよ。よし!早くしたくして呼びに行かなくっちゃ!)そしてイズミは急いでしたくをした 続く