海のおかあさん
作詞 : 覚 和歌子 宮崎 駿
作曲・編曲 : 久石 譲
歌 : 林 正子
海ゆりゆれる
青いうち
かぞえきれない
きょうだいたちと
あぶくのことばで
はなしていたの
おぼえていますか
ずっと昔に
お前は青いうみに
いっしょにくらしていたの
クラゲも ウニも
サカナも カニも
みんな きょうだいだった
皆さんも聞いたことがあると思います。
崖の上のポニョのオープニングで流れる歌です。
さて、今日はこの歌について語ります。
かなり妄想が甚だしいので、苦手な方はゴーインバックプリーズ←
OKな方はスクロールプリーズ←←
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この歌で気づくのですが、 歌詞の内容からしてこれはポニョに対する歌だと分かります。
ただ、いくつか気になる所があります。
それは、歌詞の「おぼえていますか」や「ずっと昔に」、そして、歌詞全体が過去形になっていることです。
つまり、ポニョが海から離れて人間として生活してからの歌、ということになります。
でも、仮にも海はポニョにとっての故郷であり、また母親であるわけですよね。
それを「おぼえていますか」というのはちょっと不自然な気がします。
そこで、私の勝手な想像ですが、人間になってから、ポニョは海で生活していた時の記憶を失ってしまったのではないかと思うのです。
ポニョが人間になる時、ポニョのことを心から思ってくれる男の子が必要だとグランマンマーレは言いました。
もちろん宗介はポニョのことを大好きだというのですが、
逆に、ポニョも宗介や「人間としての生活」が大好きでなければならない。
しかし、まだポニョも子供です。
フジモトは、ポニョが別のことを恋しがってその結果泡となってしまう、ということを恐れたのでしょう。
つまり、「海での生活」を。
フジモトは、ポニョが海を愛していることをもちろん知っています。
そこで、グランマンマーレの力を借りてポニョの記憶を消す、という結論に行きついたのではないでしょうか。
ポニョの記憶を消す、というのはフジモトにとって耐え難い苦痛だと思いますが・・・
それでも、愛娘のためと思ってそれをグランマンマーレに提案するフジモトが・・・
・・・とてつもなくキュンとします←
宗介の家の近くの浜辺で遊ぶポニョたちを見て「これでよかったんだ」とかつぶやいていると・・・うわあああ
・・・ごめんなさい・・・。
でも、そんな報われないフジモトが好きで好きでたまりません。。
えー、話は戻ります。
そうやって晴れて人間となったポニョですが、このままではあまりにもフジモトがかわいそうえーっと、ポニョ自身、幸せな日々を過ごしていると感じつつ、心のどこかに喪失感(?)なるモノがあります。
それはもちろん失った過去に日々なわけですが、ポニョは知りません。
そうやって過ごすうちに、まぁ、偶然のめぐりあわせで、フジモトと出会い、最終的に記憶をとりもどす・・・
という感じであったらいいなぁ、と。
あくまで、これは、私の、私個人の、妄想です。
あー、なんだろう。
なんでこんなにもシリアスなのか。。←
すでにポニョのあのほのぼのさは失われているよ。。
もっとハッピーな感じが書きたいのですが・・・どうやら私には難しいらしい。。
では、今日はこの辺で。。