バンクーバー郊外 紅葉のはじまり
平日の午前中
公園をウォーキングしていたら
自転車で遊ぶ親子がいました。
男の子が自転車で私にぶつかり
「どけよ」
と言いました。
後ろから来たお父さんは
別に何も言わない。
かなり頭にきましたが
平日の午前中だったので
なにか事情があるのかな
と思いました。
しかしこれ以上ぶつけられたり
子供とはいえ暴言ふるわれたり
自分が怪我するのは困るので
とりあえず帰って
オイルで怒りのケアをしよう
そう思っていたら
お父さんに引き止められました。
「さっきは悪かった」
↑ほんとにこんな感じ↑
↓そして小声で↓
「いじめで
学校行きたがらなくてね」
「お子さんに付き合って
いいお父さんね。
この思い出は彼の力になる」
とだけ言って
その日は立ち去りました。
もしまたこの親子に会ったら
もう少し
話してみるかもしれない。
カナダでもいじめはあります。
自らのいじめ体験について語る
カナダの詩人がいます。
ポークチョップと
カラテチョップを
言い間違えたことで
いじめが始まったそうです。
彼の詩は
いじめが人生に
どんな影響をもたらすか
悲哀だけでなく強靭さも込めて
語りかけてきます。
〈To This Day〉より抜粋要約
今でもなお〈To This Day〉
心身に残るトラウマ
投薬によるあらゆる副作用
周囲の認識不足による2次被害
それでも立ち上がる姿
そのコースから
あえて外れる勇気
ちょっとした仕返し
人を支えること
「君を今日まで〈To This Day〉
やって来させた
何かが君の中にある」
言葉が
いじめの発端になりましたが
やがて
“ブーメランのように返って”
その言葉が
彼の詩人としての
未来への力となります。
しみじみと力が湧いてきます。
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