皆さまオハヨウゴザイマス!
本日ご紹介いたしますのは、我らがマット・デイモン、そしてマットのBFFベン・アフレックでございます!
マット&ベンwithケネス・ロナーガン監督
マットとベンの制作会社パール・ストリート・フィルムズが、今後扱うプロジェクトについて、すべての作品で「インクルージョン・ライダー」を採用することを発表しました!
そも「インクルージョン・ライダー」とは何ぞや、とお思いの皆さま、アカデミー賞で『スリー・ビルボード』のフランシス・マクドーマンドが受賞スピーチで最後に話したアレです。
インクルージョン・ライダーと言いますのは、映画制作にダイバーシティを取り入れるために提唱されたもので、映画に登場する役柄を女性、少数民族、LGBTQの人々、障害をもつ人々が一定の割合で演じるようにする、という条項。
ライダーというのは、セレブが仕事を受けるときに条件を要求する場合に使用する、付加条項のこと。
具体的には、全体の50%は女性、50%は白人以外、20%は障害を持つ役者、5%はLGBTQの役者を配役しなければならない、とのこと。
キャストだけでなく、スタッフ陣にも適用されるそうです。
この条項を主演を張るようなパワーあるセレブが要求することで、制作側はダイバーシティを取り入れざるを得なくなる、という狙いがあるそうです。
この「インクルージョン・ライダー」、アカデミー賞でフランシス・マクドーマンドがスピーチで触れた後に、すぐブリー・ラーソンが反応。ツイッターで、この条項を取り入れることを発表しました。
そして先週は『ブラック・パンサー』のマイケル・B・ジョーダンが、自分のプロダクションで扱うプロジェクトにすべてこの条項を取り入れることを発表していました。
マイケル・B・ジョーダン(ええ、『ブラック・パンサー』観てきたばかりですよ)
そして、今回のマット&ベンの制作会社パール・ストリート・フィルムズが続いたというわけです。
パワーが偏重しているという、白人男性としては一番に名乗り出ました。さすがの判断。
マットはセクハラ騒動での失言で反感を買っちゃいましたし、ベンも過去のセクハラを告発されたりしていますから、この発表がどのように受け止められるのか、注目したいところです。
しかしあれですね。
今後は障害のある俳優や、LGBTQの俳優が実際にキャスティングされるとなりますと、ダニエル・デイ・ルイスのような活躍は難しくなりそうですね。(アカデミー賞を受賞した『マイ・レフトフット』では左脚しか動かせない青年を、『マイ・ビューティフル・ランドレット』ではゲイの青年を演じています)
そう遠くない未来、「あの頃は健常者の俳優が障害のある役もやってたんだよ。変だよねー」なんて話す日が来るのかもしれません。
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海外ドラマboardにて記事を書かせていただいております。
今回は『ゲーム・オブ・スローンズ』キャストの他のオシゴトご紹介!スターク家編
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