双極性障害と診断されるまでの道のり


すぐに双極性障害と診断されたわけではありませんでした。複数の病院を訪れ、今の病院に受診するまで、期待と失望を繰り返しました。今日はその経験を共有したいと思います。

 最初の病院


最初に訪れた病院は、妻が独身時代に受診したものです。日常生活や特に仕事に支障をきたすようになったため、受診しました。しかし、最初の診察は非常に表面的なもので、医師は短い時間で診断を下し、診断書のみ渡されました。症状の改善はなく、会社をしばらく休んだのみでした。

 二つ目の病院


次に訪れたのは、口コミを見て夫が調べた漢方の処方を行うクリニックでした。こちらの医師は丁寧に話を聞いてくれましたが、最終的には漢方を処方されただけでした。何度か通院しましたが、やはり効果は見られず、症状はむしろ悪化していくように感じました。

 三つ目の病院での転機


二つ目の病院の通院から一年くらい間があいて、三つ目の病院が、私たちにとっての転機となりました。こちらの医師は、初回の診察で十分な時間をかけて話を聞き(院長が1時間近く話を聞いてくださった)、また心理士の面談、また血液検査を行いました。そして、「双極性障害」という診断が下され漢方と今まででは初の薬が処方されました。

妻目線

小さい頃から何か皆んなと違う、という気持ちをかかえていました。診断されたこと自体に喜びはありませんが、ある一つの答えはでたのかなと思います。
結局は自分に合った医師と治療法を見つけることが大切だと感じました。他の病院がダメということではなく、私には合わなかっただけ、「病院なんて行っても何も変わらない」という思いの私に強制的にでも受診をすすめてくれた夫に感謝しています。
客観的にみてくれている人の意見、自分では受け入れがたくても、時には受け取ることも必要だと気づきました。

夫目線

「性格の問題」「性格の不一致」などと自己判断せずしっかりと夫婦として向き合う事が大事と思います。
私達夫婦は自分で調べて病院に行ってましたが相談窓口もたくさんあり、そこを利用する事で自分達に合った病院が早期に見つかるかもしれません。