中曽根元総理が首相だった時代に、支那の外交官と「首相・官房長官・外相の三名は今後靖国参拝しない」という密約を結んだという話 が事実かどうかという話が盛り上がっている。朝日の加藤千尋だか阿房痴尋(金王朝の工作員と面識があるとテレビで公開しちゃった人だヨ)とかいう論説委員が呆道ステーションで「そんなのは報道陣の間では常識でしたよ」と言ったとか言わないとか。
 大勲位がそんな密約(また例によって朝日伝聞は「密約」だと聞こえが悪いから「紳士協定」とか言ってますが)なり、「そういう誤解を生む余地がないこともない」程度の約束なりを結んだかどうかはとりあえず措くとして、この阿房論説委員の発言にはまず度肝と尻子玉を抜かれた。いやあ、立花隆が田中金脈をすっぱ抜いたときに「こんなの新聞記者の間では常識だった」と嘯いたバカが居て、お前の新聞はそんな重大ニュースも政府の顔色を伺って書けない御用新聞なのかと物笑いになったことを知らないのかね。朝日の阿房論説委員にも言ってやろう。お前の会社はそんな重大なニュースを報道できないほどの御用新聞なのかと。但し、支那政府の。
 朝日伝聞は日頃反体制を気取っていながら、あれだけ靖国参拝に批判的報道をしながら、支那の駐日大使が騒ぐまでは「常識」のはずの“密約を”書けなかったってことです。大勲位がその手の約束をしていないなら、支那大使の工作のお先棒を担ぐ大嘘つきの売国奴だし、約束が何らかの形でもあったのなら、記事を書くのに一々駐日支那大使の顔色を伺わねばならない共産党機関誌だってことだ。朝日よ。どっちだ?


 いつも通りの朝日叩きはともかく、小泉総理も細田官房長官も町村外相も当の中曽根元総理も 否定しているこの密約が、もし本当だったとしたら、その後の総理の信教の自由を否定する憲法違反の密約じゃないんですかね。そっちのほうを騒ぐべきだろう。
 密約を結んだ中曽根がその後行かないのは勝手である。それこそ個人の信教の自由だ。だが、その後延々と総理・官房長官・外相の参拝までを禁じるのは、総理就任者への宗教による差別ではないだろうか。ブッシュが、「ムスリムの狂信者によって我々はテロ被害を受けた。今後日本の閣僚はメッカの方角に祈らないで欲しい」という密約など結んだ日には、イスラム差別で違憲判決が出るだろう。その逆に「総理はメッカの方角に祈ってほしい」という密約だったとしても、非ムスリムへのイスラムの強制なのだから、やはり違憲だろう。
 総理閣僚個人の在任中の宗教行為を禁じる規定は日本にはないはずだが、仮に政教分離を拡大解釈して、公用車を使ってどうのがイカンというなら、伊勢神宮参拝はどうなるのだという話である。支那だの朝鮮だのが、多分に政治的な理由で怒るから、伊勢神宮公式参拝は良くても靖国神社参拝はいかんのだ、というつもりなのだろうか。そんな理由で宗教的行為であるか否か、あるいは違憲か否かが変わるということなのだろうか。それが許されるなら、狂牛病騒ぎの時に閣僚が安全をアピールするために和牛を食って、「みなさん和牛は安全です。食べましょう」とかやったのは、牛を神聖視するヒンズー教の否定であって違憲になるのではないかと思うのだが。


 ところで、仮に総理が法臨功の信者だったりしたら、支那政府はなんと言うのか。弊社は密かに期待に打ち震えている。