NAVERに面白いスレッドがあった
。南北朝鮮の統一を具体的に検討したときに必要な事象を列挙し、その困難さを挙げていくというものである。以下加筆要約すると
１．統一朝鮮のアイデンティティーの確保
近代国民国家である以上、南北対立を解消しひとつの国として発展するためのアイデンティティーが必要である。
２．物資・食料の援助
金王朝の支配によって疲弊・困窮化した朝鮮半島北部地域に、食料を始めとする物資の援助が必要である。
３．北朝鮮軍の解体および再構成
機械化されていないくせに大量にいる北朝鮮軍を韓国軍に編入するわけにもいかないので、解体・再教育・再構成せねばならない。その際には解雇される軍人の不満が出るようでは問題が残る。
４．大規模な韓国軍の増強
統一すれば単純計算でも国境線が倍になる。北朝鮮軍の装備は使い物にならないので、新たに購入する必要が出てくる。
５．洪水問題の解決――治水事業
無理な農業政策と治水への無策が北朝鮮の飢餓を生んだのだから、これを再検討せねばならない。
６．洪水問題の解決――植林事業
朝鮮ではオンドルのために昔から伐採によるハゲ山が多かったそうだが、燃料難の北朝鮮ではそれがいっそう激しい。治水には植林も必要になってくるため、これを検討せねばならない。
７．農業の復興と近代化
革命農法なんてバカなことをやるから破綻するわけで、農業の近代化で食料確保と雇用創出する必要がある。
８．行政システムの統合・戸籍再調査
北朝鮮の行政システムは使い物にならないため、韓国式のそれに以降する必要がある。
９．貨幣制度の統合と整理
北朝鮮ウォンを兌換する必要があるし、恐らく金正日が闇市場に流しているであろう北朝鮮公債も、北朝鮮を継いだ韓国は買い取る必要が出てくる。
10．土地の再調査・登記の確立
北朝鮮の土地利用状況の調査ならにび再測量が必要である。
11．鉄道網・道路の整備
未だに電化されておらず、蒸気機関車が現役だそうである。これを電化・高速化しなければ工業は立ちゆかない。
※景観を損なうと“将軍様”がおっしゃったため、ソ連の真似をして電線をすべて地中に埋設したそうだが、ソ連のように暖房用のスチーム管を併設したわけでもないので、電線の被覆が凍結・解凍を繰り返すうちに疲労し、今では送電効率が30％ほどだという。電気・ガス・水道すべての再構築が必要であろう。
12．産業の振興
韓国同様、北朝鮮も加工貿易にしか活路がないが、軽工業では支那に勝てず、重工業では教育・整備に時間がかかる。
13．寡婦・孤児の保護
未帰還兵・脱北者・地域差別など、国の扶養を必要とする人が多数いる。
14．難民・困窮民救済
敵対階層や教化院（収容所）にいる人々の生活保護や職業訓練が必要である。
15．教育システムの韓国化
将軍様教育を廃止し、近代国家・法治主義・民主主義での振る舞いを教育する必要がある。
※金王朝で育った殆どの人間に再教育が必要な気もするのだが。
16．治安の安定 不法不平分子の取り締まり
金王朝での核心階層である労働党員も、統一してしまえば平民である。主体主義再興を目論んだり、両班のごとく旧敵対階層に振る舞うなど、不安要素となる。
……などなど挙げて、最後に「とても素敵なTEXTがあります 歴史が証明する 抜群の実績『朝鮮総督府施政年俸』」とオチをつけている。まあNaverだからネタとしての面はあるものの、概ね正しい指摘であり、真剣に南北統一を考えるなら傾聴すべき意見であろう。
韓国の前途は多難である。脱北者の韓国での職業定着率が５％という話をどこかで聞いたが、日本に逃げてた脱北者も「自動販売機の使い方がわからない」というぐらいだから、労働力となるまで訓練するのにすら何年かかるかわからない。何しろ金王朝では「ノルマを越えて製品を作ると次回以降ノルマが増えてキツくなるので、罰せられない程度にノルマより少なめに作る」などという常識が染みついているのだ。しかも、「漢江の奇跡」を再び起こそうにも日本の経済支援は期待できない。（統一祝い金はだすことになるだろうが。）韓国は、少なくとも今の自国民の生活を第一に考える限り、絶対に統一などできないのだ。だからこそ金正日はある意味安心しているのであろう。
１．統一朝鮮のアイデンティティーの確保
近代国民国家である以上、南北対立を解消しひとつの国として発展するためのアイデンティティーが必要である。
２．物資・食料の援助
金王朝の支配によって疲弊・困窮化した朝鮮半島北部地域に、食料を始めとする物資の援助が必要である。
３．北朝鮮軍の解体および再構成
機械化されていないくせに大量にいる北朝鮮軍を韓国軍に編入するわけにもいかないので、解体・再教育・再構成せねばならない。その際には解雇される軍人の不満が出るようでは問題が残る。
４．大規模な韓国軍の増強
統一すれば単純計算でも国境線が倍になる。北朝鮮軍の装備は使い物にならないので、新たに購入する必要が出てくる。
５．洪水問題の解決――治水事業
無理な農業政策と治水への無策が北朝鮮の飢餓を生んだのだから、これを再検討せねばならない。
６．洪水問題の解決――植林事業
朝鮮ではオンドルのために昔から伐採によるハゲ山が多かったそうだが、燃料難の北朝鮮ではそれがいっそう激しい。治水には植林も必要になってくるため、これを検討せねばならない。
７．農業の復興と近代化
革命農法なんてバカなことをやるから破綻するわけで、農業の近代化で食料確保と雇用創出する必要がある。
８．行政システムの統合・戸籍再調査
北朝鮮の行政システムは使い物にならないため、韓国式のそれに以降する必要がある。
９．貨幣制度の統合と整理
北朝鮮ウォンを兌換する必要があるし、恐らく金正日が闇市場に流しているであろう北朝鮮公債も、北朝鮮を継いだ韓国は買い取る必要が出てくる。
10．土地の再調査・登記の確立
北朝鮮の土地利用状況の調査ならにび再測量が必要である。
11．鉄道網・道路の整備
未だに電化されておらず、蒸気機関車が現役だそうである。これを電化・高速化しなければ工業は立ちゆかない。
※景観を損なうと“将軍様”がおっしゃったため、ソ連の真似をして電線をすべて地中に埋設したそうだが、ソ連のように暖房用のスチーム管を併設したわけでもないので、電線の被覆が凍結・解凍を繰り返すうちに疲労し、今では送電効率が30％ほどだという。電気・ガス・水道すべての再構築が必要であろう。
12．産業の振興
韓国同様、北朝鮮も加工貿易にしか活路がないが、軽工業では支那に勝てず、重工業では教育・整備に時間がかかる。
13．寡婦・孤児の保護
未帰還兵・脱北者・地域差別など、国の扶養を必要とする人が多数いる。
14．難民・困窮民救済
敵対階層や教化院（収容所）にいる人々の生活保護や職業訓練が必要である。
15．教育システムの韓国化
将軍様教育を廃止し、近代国家・法治主義・民主主義での振る舞いを教育する必要がある。
※金王朝で育った殆どの人間に再教育が必要な気もするのだが。
16．治安の安定 不法不平分子の取り締まり
金王朝での核心階層である労働党員も、統一してしまえば平民である。主体主義再興を目論んだり、両班のごとく旧敵対階層に振る舞うなど、不安要素となる。
……などなど挙げて、最後に「とても素敵なTEXTがあります 歴史が証明する 抜群の実績『朝鮮総督府施政年俸』」とオチをつけている。まあNaverだからネタとしての面はあるものの、概ね正しい指摘であり、真剣に南北統一を考えるなら傾聴すべき意見であろう。
韓国の前途は多難である。脱北者の韓国での職業定着率が５％という話をどこかで聞いたが、日本に逃げてた脱北者も「自動販売機の使い方がわからない」というぐらいだから、労働力となるまで訓練するのにすら何年かかるかわからない。何しろ金王朝では「ノルマを越えて製品を作ると次回以降ノルマが増えてキツくなるので、罰せられない程度にノルマより少なめに作る」などという常識が染みついているのだ。しかも、「漢江の奇跡」を再び起こそうにも日本の経済支援は期待できない。（統一祝い金はだすことになるだろうが。）韓国は、少なくとも今の自国民の生活を第一に考える限り、絶対に統一などできないのだ。だからこそ金正日はある意味安心しているのであろう。