病名が発覚する少し前に、

人気作家 西加奈子さんの

乳癌闘病記『くもをさがす』を読んだ。

(ちなみに彼女自身は、

闘病という言葉は使っていない。

癌も自分の身体の一部という考えから。

「がんとは共存できない」けれど「闘う」訳ではないと)


私は膵臓に病変があるのは

人間ドックの指摘で分かっていたから、

病気発覚の衝撃に備えるために、そして

乗りこえるヒントをもらうために読んだ。

(内容は素晴らしいので、別機会に紹介します)


新刊紹介のインタビューで西加奈子さんは、

「自分の怖い気持ちと真摯に向き合うこと」

の大切さを語っていた。

「怖い」という気持ちも解体すると十人十色。

「わたし」はなぜ怖いと思っているのか?

それを見つめること、その行為により

自分を慈しむことが大事だと。


私も今その作業が必要だな、と思い直した。

そこで何を怖がっているのか?を考えてみた。


「不安」の対象は、時間と共に変化していくものだと思う。


診断を受けたばかりの私の場合は、

下記の3つだった。


1. どんな病気なのかが良くわからないという不安

2. 万が一のことがあった時、幼い子供はどうなるのかという不安

3. 今の医師だと今後経過観察をしていく上で、信頼関係が気づけない気がする不安


この不安を解消するために、

アクションを起こすことにした。

(長くなったので次の記事へ)