産後、子供の検診を受けるたびにモヤモヤする。

 

内容は、毎回色々あるけど、共通するのが「発育指導?」的な面談。

面談相手は、保健師、看護師、栄養士、助産師、医師など色々だが、

まあ、みんな好き勝手言い、同じ案件に対しても、人によって言うことが違う。

 

一番、嫌だったのは「ステロイドをぬってあげないのはかわいそう」の小言。

私はステロイド反対派ではなく、むしろ、ステロイドを子供に使っていた。

ただ、極端に肌の弱いうちの子供の場合は、休薬して3日もすればぶり返し、

湿疹を余計に酷くし、治りにくくしてしまった経験があり、

余程ひどい湿疹にならない限りは使わないと心に決めた経緯があった。

(勿論、本人が痒くて眠れないなどとなれば、使用するけどもう半年以上使っていない。)

 

しかし、我が家は間が悪く、いつも検診のタイミングでなぜか顔に少し強い湿疹が出ていた。よだれかぶれだったり、乳児湿疹だったり。

その際に、言われるのだ。ステロイドは塗っていますか?と。

理由を述べてぬらないことにしている、と言うと

「誰でもぶり返します。塗り続ければ、いつかは治まります」と返ってくる。

「その『いつか』はいつですか?」「なぜ治る確証があるのですか?」と聞きたい。

ステロイドはダラダラと続く対症療法でありながら、劇薬なので、休薬期間が必須。しかし、その休薬期間をうまく指導できる医師って出会ったことがない。

 

ただ、フェアに言うと、一度だけスーパードクターに検診で出会ったことがある。

その方は、超有名な総合病院の小児科トップの方だったのだが、ステロイドの使用に悩んでいた時期だったので、どうすべきか、短い検診時間の間に相談したのだ。

そうしたら、予想外の答えが返ってきた。

「ステロイド?ああ、どうしてもぬりたければ、ぬってもいいけど、ぶり返すんだよねー。できるだけ、清潔に保って自然に任せた方がいい」と言ってくれたのだ。

その言葉にも背中を押され、私は子供の脱ステロイドを成功させ(結構大変だった)、そのあとは、逆に肌が強くなり、今でも時々赤くなるが、ほって置いたら、すぐに治るようになった。

ステロイドでは簡単に治らない肌質を持つ子供って沢山いると思う。

そこまで想像が回らない人たちが、なぜか検診ではアドバイスしてくることが多く、私は本当に毎回うんざりしていた。

 

そして、別件の愚痴をついでに吐き出させていただきたい。

先日、1歳半検診に行った際は、面談で

「おうちで面倒見てますか?それとも保育園に入れてますか?」と聞かれ、

「家で見ています」と言うと、「それはなぜ?」と来た。

理由を適当に述べると「働けるのなら、保育園に入れた方が、お子さんの発育にも良い。お母さんと2人きりの世界は狭くて刺激が少ない。他のお子さんと交流する機会があった方がいい(これは正論だが)」的なことを言われた。「ブルータス、お前もか!」と心の中で叫びました。「一応、児童館には毎日連れて行っています」と伝えても、「母子分離がいいと思う」と。「なるほど、考えてみます」と伝えた。

 

ちなみに「なるほど」と言うのは、

私が仕事で納得はいかないが、

理解はできると意思表示する際に、

多用していた言葉。

「同意はしないが、意見は伺いました」と(笑)。

 

いやはや、プライベートの場で

得意の「なるほど」を使うとは思っていなかった。

まだまだ、私はこの世界では新人だ。

サバイバルする術を身につけなくては、と改めて思った出来事でした・・・。