「敵は俺が思うほど強くはない
俺は俺が思うほど弱くはない」
by三浦知良
イマイチ調子のあがらない日本代表
もはやW杯出場は当たり前となり
(おそらく相当無能な監督でもW杯出場はできる)
いかに本大会で上位に進出するか、
「日本」らしいフットボールで戦えるか、
そのいずれも期待できないと批判される
幸せな時代だ わたしが子どもの頃は遠い夢
W杯コンプレックスとでも名付けよう
30年くらい前フットボールの虜になった頃
我が日本代表は悲しいくらい弱かった
プロでもアマチュアでもない立場の選手たちは
報酬もない、否、報酬を求める事すらなかった
恵まれない環境の中で必死に闘いながらも
W杯なんて夢のまた夢で
1990年イタリアワールドカップの
1次予選で散った日本代表を見て
わたしは日本人であることを呪った
FCバルセロナの信者であったわたしは
W杯なんて日本人には関係ない祭りで
いつの日か日本代表がW杯に出る日を
悲しいけど想像さえできなかった
その凝り固まった考え方を変えてくれたのが
サントスから読売クラブが獲得した三浦知良だった

「日本代表をW杯に出場させるために帰ってきました」
カズが帰国後に発した決意の言葉を一生忘れない
大風呂敷を広げやがってと
カズを変人奇人扱いした人も沢山いた
カズだけではなく、本気でサッカーを愛した人が
集まって大きなエネルギーの塊になって
Jリーグが誕生して、日本代表も強くなった
W杯まであと一歩まで近づきながら
日本サッカー史上に残るであろう痛恨の極み

「ドーハの悲劇」に直面する
そこから這い上がり、初出場を決めた
1998年フランスワールドカップから
2018ロシア大会まで20年間の中で
日本代表はアジアの中でならトップ国となった
ワールドカップが夢だった世代から
ワールドカップで勝つ事を目指す世代へ変わった

本田圭祐がどれほど尊い存在なのか
きっと誰も理解していないけど
ハッタリでもビッグマウスでもいい
4半世紀前のカズのように
でっかい夢を声にして発信することが
とてもかっこいい事なんだと思う
本田の心意気を肯定し続けたい
