【日本代表、新たな場所へ】 | 名古屋人妻援護会

名古屋人妻援護会

~人妻とボクと、時々、サッカー~

「ゲームの作り方は教えたが

ゲームの壊し方までは教えられなかった」

byマリウス・ヨハン・オフト

それは極めて異常な光景だった

0-1でビハインドの状況下

最終ラインでボールを回し、試合を終わらせる

失点はもちろん警告も許されない

キレのいい動きを見せていた武藤に替えて

バランサーの長谷部が投入された瞬間

ピッチの上のイレブンは腹を括ったにちがいない

どんなに批判されようが、罵られようが

俺たちはグループリーグを突破するんだ、と。

日本代表の歴史上初めて、

しかもワールドカップの舞台で試合を壊す

勝ち点、得失点差、当該国の対戦成績が

並んだ際は、フェアプレーポイントで

グループリーグ勝ち抜けが決まる

卑怯でも、アンフェアでもない

あれがフットボールであり、ワールドカップだ

今大会より設けられた

フェアプレーポイントというルールがある以上

日本代表のベスト16進出は素直に祝いたい

西野監督のラウンド16での戦いを見越した

ターンオーバーで挑んだ度胸と

セネガルが同点ゴールを決めた瞬間に

全てが終わるという崖っぷちの状況下

あえて試合を壊すという決断力

西野監督の采配は評価されるべきものだった

「真実は結果の中にしかない」

日本代表の歴史の中で最も長く

キャプテンを務める長谷部の言葉は正しい

気になったのは、大舞台で起用されながら

戦わず、なにも表現できなかった2人の選手

DF21酒井高徳…まったくゲームに入れず

不慣れな右サイドハーフの起用が裏目に出たのか

 

迷子のように彷徨い

守備も攻撃も中途半端で予選敗退していたら

超A級戦犯として徹底的に批判されていただろう

未だになぜ選出されたか、わからない

FW11宇佐美貴史…才能だけでは戦えない

 

メッシもロナウドもメガクラックになった選手は

 

血の滲むような努力をしてきた

 

宇佐美はそこまで努力したのか?

 

何度裏切られようが、信用してしまうほどの

有り余るフットボールセンスを持ちながら

またしても万人の期待を裏切った

天から授かった才能を磨かなかった

家長昭博、柿谷曜一朗と並ぶ

日本サッカー史に並ぶ愚か者の系譜に名を連ねた

FW13武藤嘉紀…試合への飢えを

全力で表現し続け交代するまで危険な匂いを漂わせた

大迫の反転力とフットボールIQを持ってはないが

大迫にはないスピードと馬力を兼ね備える

DF20槙野智章…明るいキャラから想像できない

サッカーのために生きる真のアスリート

控えの立場でも腐らず、チームを支え

チームワークの権化のような尊敬すべき男である