The darkest hour is always just before the dawn
夜明け前が最も暗い。
辛いことの後には必ずいいことがあるものだ。
無能なる日本サッカー協会のおかげで
上位進出がほぼ絶望なワールドカップだが
ふと、30年前の事を思い出した
Jリーグが誕生する少し前
9歳の頃、友達とずっと遊ぶために始めた
サッカーに魅せられて直ぐ
わたしはこの国に生れた事を後悔するようになった
日本のフットボールは瀕死の状態だった
国際試合で勝てない魅力のない代表
高校サッカー選手権では満員になるのに
閑古鳥の鳴くスタジアムでプレーする選手たち
東京ヴェルディの前身である
強烈なプロ意識を持つ読売クラブ以外
先の見えないような夜明け前の暗闇の中
日本のフットボーラーたちは必死にプレーしていた
今では信じられないが、
日本代表での活動期間に報酬などなく
合宿所までの交通費すら支給されなかった時代
練習を終えた選手たちに用意された食事は
暖かく料理人がつくったものではなく
冷たくなった仕出しの弁当だった
そんな時代でも、サッカーを愛する人たちはいた
漫画家の望月三起也が発起人となり
明石家さんま、北野たけし、木梨憲武らで結成された
芸能人と文化人のクラブ、ザ・ミイラなど
陽の当たらない場所でもがく
この国のフットボールを見捨てず
根気良く支えてくれた人たちがいた
狂信的なフットボールマニア振りを
カミングアウトした小柳ルミ子とか
もう大好きです♪
多分にわかファンとか叩く人はいるだろうけど
年間2000試合観るなんて
プロのスカウトマンの領域なのだから
イニエスタを本気で獲得しようとする
三木谷さんとか、もう信者になります
サッカークラブの経営で利益が出る
クラブなんか世界中みても
極めて僅かに過ぎない
ましてやJリーグでイニエスタ獲得に
かかるコストの回収は絶対的に不可能
それでもイニエスタのプレーは
多額のお金よりも価値がある
ロシア大会で惨敗してもいい
また今度、カタール大会で夢を見る
もうこの国のスットボールが
廃れる事はきっとないのだから