偉大なる漫画の世界の芸術家である
石ノ森章太郎の隠れた名作「ロボット刑事」
人間の業とは思えぬ犯罪を取り締まるために
警視庁が新設した「特捜班」に
ベテラン刑事の芝に異動の辞令が出る
機械嫌いの彼の相棒は謎のロボットだった…
科学を一切信用せず勘と足で捜査を進める
叩き上げの優秀な刑事である芝と
最先端の科学捜査メカニズムを搭載した
ロボット刑事がコンビを組んで犯罪に立ち向かうという
最終的に物語が破綻するまでは
非常に見応えのある物語だった
巨大ロボットのマザーの眉間から
体内に侵入するときのキリストの十字架のような
印象的なシーンや人間を理解しようとして
詩をかくシーンなど、表情の無い鉄仮面の
ロボット刑事の喜怒哀楽を見事に表現した
石ノ森章太郎はやはり天才であった
キカイダーなんかよりもロボット刑事こそ
今の時代の最先端の技術でこそ実写化するべきだ
わたしの理想のキャスティング
原作で奈美は社会人、由美は中学生だが
由美は大学生の設定で。
ロボット刑事K:
芝 大造:遠藤憲一
芝 奈美:吉岡里帆
芝 由美:森川 葵
警視総監:松重 豊
刑事部長:光石研
霧島博士/マザー:天海祐希
霧島リュウジ/バドーの首領:浅野忠信