6月の勝利の唄と赤い虎の遺した爪痕#名古屋人妻援護会 | 名古屋人妻援護会

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~人妻とボクと、時々、サッカー~

絶対に忘れられない風景がある

アジアの虎が15年前に起こした奇跡

「テーハミング!!」鳴りやまない大歓声に後押しされ

必死に戦う泥臭いけど

最高にカッコよく感動した韓国代表の雄姿

2002年の日韓共催のワールドカップで

日本代表の目的はベスト16進出だった

なんとかして予選リーグを突破してくれと

日本サッカー協会も、選ばれた日本代表の選手すら

ワールドカップで本気で優勝しようなんて

誰もが思わなかった おそらく想像すらしなかった

金と名声につられて極東の島国に来た

フィリップ・トルシエは想定外の事態に驚いた

小野伸二や稲本潤一や松田直樹など

まだ未完成ながらも優秀な選手がいたからだ

中田英寿との対立や、ボロボロにされた欧州遠征など

いろんな事を乗り越えて日本代表は強化され

予選リーグを2勝1分で突破して

1回戦でトルコに敗れたが最低限のノルマは果たせた

誰にも批判されることなく、静かに大会から去った

ところが同じ共催国の韓国代表は違った

彼らが本気で優勝を目指していたか知らないが

泥臭く必死になって闘った

必要ならば、相手を削り、時にはラフプレーも厭わない

世界中から批判された暴力的なスタイルを観ながら

わたしは嫉妬と尊敬の入り混じった複雑な気持ちだった

どうしても得点が必要な場面でDFを攻撃的な選手に替え

何がなんでも必死にゴールを奪いに行く

システムなんかかなぐり捨てて我武者羅に

全てを懸けてゴールを奪いに行く

それは日本代表が最後まで見せる事がない姿だった

1点ビハインドの状況で最後までいつも通りの

フットボールを展開して為す術なく敗れ去った

日本代表とは志しというか

 

メンタルが全く違う集団だった

ポルトガルとイタリアを倒し

スペインをPK戦でなんとか退けて準決勝まで

進出したとき、ほぼ奇跡ともいえる状況下

彼らは本気で優勝を狙っていた。信じていた。

2020年東京オリンピックの

日本代表の監督は森保一さんでほぼ確定

戦力的に恵まれず、毎年主力を引き抜かれる中

3度のJリーグ制覇、素晴らしき指導者である

日本サッカー史上、本気で優勝を狙う大会の

監督として日本人で最も相応しい人だと思う

久保健英らが中心となるチームの始動は今年から

15年前の韓国のように熱狂させてほしい

決して不可能な事ではないはずだと思っています

そして15年前は想像すらできなかった言葉を言いたい

日本代表の優勝を信じている、と。