せっかくNZドルは儲かるって聞いたのに・・・って焦っている方も多いはず
「キウイ・ショック」今後の行方は?
NZドル円は72-75円レンジへ
-WTIベースで5%の下落=他通貨への影響は限定的?
NZドルの弱さが際立っている。
15日にはNZ2月小売売上高が予想を下回ったことを受け、NZドルが重要な節目をブレーク。
ストレート、クロスとも「底割れ」となった。
目先的には個人の投げも限定的に留まっているものの、NZドル円で70-75円台では、他クロス円への影響も懸念されるところだ。
ただニュージーランド準備銀行(RBNZ)の算出する貿易加重平均(WTI)ベースではまだ5%程度の下落に留まっている。まだNZドルの下落余地はありそうだ。
WTIベースで68.3=金融政策は当面据え置き続く
特に昨年12月11日に87.09円でピークアウトして以降、14%の下落を達成している。
この下落によって、NZドル/ドル、NZドル円とも重要なサポートラインを抜け、いわゆる底割れ状態となっている。
このNZドルの弱さの背景として、NZ企業の国際競争力低下を懸念する当局によるNZドル高牽制発言やNZ経済の減速、米NZ政策金利差の縮小などが挙げられる。
RBNZが算出している貿易加重平均ベースのNZドルは昨年12月の71.9から2月の69.3まで低下。
ただこの下落もNZドル/ドルの下落幅15%に比べるとわずか5%の下落に留まっている。
どのレベルでNZ政府が満足するかは不明だが、少なくとも重要と見られる68.3までの下落が見込まれそうだ。
さらに金融政策面でも、ボラードRBNZ総裁自身「現ビジネスサイクルにおいて、利上げの必要性はなくなった」と認めるとおり、7.25%から上はなくなった。
ただ堅調な住宅市場やインフレ懸念、さらには貿易加重平均ベースで5%下落ことなどから利下げを急ぐ必要はなく、当面は据え置かれる可能性が高そうだ。
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NZドルに商品の追い風は吹かず=70-75円が個人の平均コストか
NZドルに限らず、豪ドルも自国政策金利と米政策金利との差に対して、レートが遅行する傾向が認められる。
ただ豪ドルについては、これまでの遅行する傾向と比べると下落は緩やかだ。
これはRBAの算出するコモディティ・インデックスが示す通り、商品市況の強さが下支えしているようだ。
その一方でNZドルはこれまでの遅行する傾向よりも遥かに速いスピードになっていることは興味深い。
一般的にコモディティ通貨の1つとして語られることのあるNZドルだが、同国の主要輸出産品で構成したANZ コモディティ・インデックスは、昨年4月にピークをつけて以降、下落基調にあり堅調な商品市況の恩恵を受けられないでいる。
NZドル円で気になるのは、個人の動向だ。
スワップが取れることで人気の同通貨ペアに対しては、個人の資金は12月の急落以降も「買い下がり」が続いている。
ただスワップレート1.44とした場合、大雑把に昨年6月近辺に76-78円近辺のロングが75円割れでゼロコストに。
72-75円のレンジブレーク局面でのロングが70円割れでゼロコストになる。
15日の下落局面ではそれなりに個人の投げも出ていた模様だが、70-75円水準は、それなり売りが持ち込まれる可能性がありそうだ。
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