たかだか肩の痛み、どうせ四十肩・五十肩だろうと放置していた。


それが暮れから熟睡出来なくなり、利き手も使えなくなった。

お箸より重いものが持てない、というが本当にお箸を上がるのも痛い。

仕方なく近所の整形に行った。

レントゲンを診て

「歳とるとね、誰でも肩は痛くなるんですよ。痛み止めと塗り薬出しましょう」

それと電気を当てる治療が始まったが改善してる気がしない。


そこで電車で数駅離れた、運動療法もしてくれて評判のいい(但しいつも混んでる)整形外科に行った。

レントゲンだけでなくエコーでも診てくれて「あ、水溜まってますね、炎症もあるかから痛みありますね。

腱板も断裂してますね。

これは動かしにくいですね。

リハビリしましょう。

このあとリハビリの予約取ってください。

前のと同じお薬追加で出しときますね。

また診せてくたさい」



最初のリハビリは3週間後になった。

混んでるのだ。

その間はひたすら痛み止めと塗り薬だ。

さて、リハビリ初日。

運動療法士が可動域の角度を細かく測っては筋肉を緩める。

それを何ヶ所かで試して

「このくらいまで動くようになります」と言った。

「じゃあこれお家でやってください」とリハビリのリストを渡された。

「一回でやめないこと、毎日最低3回ずつやってください、サボったらわかりますからね〜」と優しくでもキッパリ諭されて、痛いけどやらねばならぬリハビリが始まった。


リハビリを家で一人でやるのはキツイ。

地味で退屈でつまらないし

痛いんだもん。

我慢してやっても誰も褒めてくれるわけでなく、これを六種類(途中で追加もあり七種)毎日続けるのか…とはなからやる気はミニマム。


でもきっちり20 秒を3セットすると翌日から痛いながらも動くようになるのだ!

いいぞ、やる気上向いたパチパチ👏


だが2週目からは1週目のように大きな変化はなく(可動域は維持出来てるのだが)痛い痛いと訴えたため、悪い病気が隠れてないか詳しく調べましょうとMRIを撮ることになった。なんだか大事になった??


MRIの結果から悪いものの可能性は否定され、私の年齢では4人に1人が持つ腱板断裂ということがわかり、まずは一安心だ。


今日の先生は肩のモデルで説明してくれてすごく納得したのだが、矢印のところが伸びたら縮んだりして靴下のようにすり減るのだそうだ。



で、私の場合は穴が開いて切れてる状態。

「手術して縫う方法もあるけれど、あとのリハビリがたいへんなんですよね。

スポーツ選手がスマッシュ打つとか絵描きさんが腕伸ばして高いところに色塗るとかじゃなければ、日常生活してる人がほとんどだから、仲良くしていきましょうか。

炎症抑えるために今日からお薬変えてもいいですか?」

もちろん!

だって炎症続いてるから痛みが取れないんだから。

今ここ。

今日から新しい処方薬を服む。

1週間でどう変わるだろうか?