2年前にオンラインで村中李衣さんのお話を聞く機会があった。

画面越しでも伝わる李衣さんの話し方、言葉の選び方、佇まい、在り方を今でも覚えている。




その李衣さんが小田原でお話されるというのですぐに申し込んで心待ちにしていた。




今回はお母さまとの

「哀しみを得る 看取りの生き方レッスン」、申し込んだ当時より母との別れの日が現実味を帯びてきたのも何かの縁なのだろう。



これまで見送った人は少なくないが、ちゃんとお別れが出来たかというと自信がない。

そもそもちゃんとしたお別れというものがあるのかも知らない。

ただ、離れて暮らす私が母の最期を看取ることは難しいだろう。

だから話が出来る間、弟と時間を合わせて会いに行こうと思う。

一緒に食べながら他愛ない話をする時間を大切にしようと思う。


来場者の哀しみと共に生きる強さに触れる機会も得難いものだった。


今日のタイトルは李衣さんがサインの横に書いてくださったことば


「哀しみの中

   光抱くように」


          染みる