「~しなさい」
という命令口調がよくないことは、わかっていても、
ついつい、子どもに言ってしまいますね。
ダメ!ダメ!やさしい言い方で言わなくっちゃ
「~してちょうだい。」
「~してね。」
これなら、よさそうですが、実はこれも言い方が違うだけで命令形です
「○△□ちゃん!~してちょうだい。」
「○△□ちゃん!~してねー。」
「聞こえてるぅ?~してね。」
「~してって言ってるでしょ」
「いいかげん!~しなさい」
ほら、このようにエスカレートできますから
「~しなさい。」も「~してちょうだい。」も、
相手(子ども)の意志を無視して、一方的に要求しているからですね。
では、相手の意志を聞くような言い方をしてみましょう
「○△□ちゃん!~してくれる?」
この言い方なら、相手がそれをする意志があるかないかを聞くことができます。
言い方の違いでどうなるか検証してみましょう
親A「~しなさい。」
子A「はい!」(服従)
子B「いや!」
親A「そんなこと言わんとしなさい!」
子B「いやや~!」
親A「ダメ!早くしなさい!」
親a「~してくれる?」
子a「いいよ。」(納得、承知)
親a「ありがとう。」
子b「できない。」
親a「なんで?」
子b「だって今、積み木してるもん。」
親a「じゃぁ、いつ~してくれる?」
子b「もう一回高くしたらな。」
親a「ありがとう。待ってるね。」
この言い方をしていると、子どもからも同じように
「ママ~してくれる?」というふうに言ってきます。
三女「おかあさん!怒らんといてくれる?」ってね
一度お試しあれ
「体育系」これならわかりますが、
今は「カワイイ系」とか「コワイ系」などという言葉を、娘たちが使うので、
今日のタイトルは命令形ではなく、わざと命令系としてみました