憧れの幼稚園の先生になり、

初めて担任を受け持ったのは

 

年中組33名。

 

私は田舎育ちなので

一クラス24名でずっと過ごしてたんですよね。

 

 

なので33名がクラスにいるだけですごいのに、

私一人で見なければならない。

 

 

 

でも、不安よりもワクワクしていました。

 

 

 

大変さはありましたが、

それ以上に、

みんながかわいくて、かわいくて。

 

 

 

 

その子その子に合わせてあげたくて、

その子の想いを聞きたくて、

みんなといっぱい遊びたくて。

丁寧に向き合っていたら

ある日、上の先生に言われたんです。

 

 

 

「純子先生の保育は丁寧だけど、

ここは集団の場だから周りを見て合わせないと!」

 

 

年中組だけでも5クラスある幼稚園だったので、

連携は大切。

 

それをわかってもらいたいと。

 

 

 

頭では分かっていました。

 

でも、

一人一人と話していると

時間はあっという間に過ぎて。

 

 

学年で集まる時間に遅れたり、

その日の活動がその日中に終わらなかったり。

 

そんな事が続いてたんです。

 

 

 

これじゃだめなんだ!

と思った私は

周りを意識して動きはじめたんですよね。

 

 

動き始めたというより、

子ども達を動かし始めたんです。

 

 

 

そうするとね、

毎日イライラすることが増えてきて、

子ども達を叱ることも多くなり…

 

 

毎日が必死でした。

 

 

今でもね、

 

 

一緒に過ごした子ども達の姿が鮮明に思い出されます。

 

 

約10年勤務したので、

約300名以上の子ども達を受け持ちました。

 

 

 

 

でね、

やっぱり私は一人一人に合わせて

もっとゆったり保育したかったなって。

 

思うんです。

 

 

その時はただただクラスをまとめるのに

必死だったから、

一人一人に合わせたいけどできなくて、

自分の中で葛藤していました。

 

 

それでもだんだんと

まとめるのが上手になってきて。

 

 

学年主任になってからは

益々まとめる事に力をいれてきて。

 

 

 

そして幼稚園の先生は、

やる事が多く、

作り物や書き物に追われる日々。

 

 

帰るのは

21時過ぎる日も多く、

持ち帰りの仕事があるから

帰ってからも仕事。

 

 

発表会前は徹夜の日もあったり。

 

 

 

一人暮らしの私は、

当時何を食べて過ごしていたか

あまり覚えていません(笑)

 

 

 

そんな時

ふと思うのは

 

 

私がやりたい保育ってなんだろう

 

 

子ども達に大切なことって何だろう

 

 

このままでいいの!?

 

 

 

そう思い始めたら

いつの日からか

自分が心から楽しんで、

子ども達と一緒に過ごせる園を作りたい!!

 

 

そう思うようになっていました。

 

 

 

 

 それでも、

10年も続けてこれたのは、

子ども達が大好きだったから。

幼稚園が大好きだったから。

 

 

 

 

 

沢山の出会いは

かけがえのない宝物です。

 

子ども達、お母さん達からの沢山の手紙は私の宝物です❤️

 

 

 

そして、私は主人と出会い

結婚退職することに決めました。

 

 

 

 

第3話につづく

 

 

 

 

 

 

 

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