旧帝国によって巧みにかくされている。
この、装置を見つけることが出来ないのである。
そのため、ドメインはこの件に関して大きな労力を割く意思は無い。
第一優先では無い。今のところ、地球と言う資源が人類によって、破壊されない
様に管理する以外の関心はない。
では、エアルの個人的な意思とは何だったのだろうか。
エアルは自らの意思でマチルダと接触した。
それは、エアル自身、任務では無いと明言している。
現に、エアルと共に墜落した他のIS-BEは墜落時にドールから抜け出し
任務に戻ってると言う。では、何が目的だったのか?
エアルの目的は、マチルダそのものだった。
マチルダと会って話すことそのものがエアルの目的だった。
マチルダと話すことで、マチルダに本来の自分を思い出して欲しいからだった
からだ。しかし、なぜマチルダなのだろうか?
それもエアルには、明確な理由があった。
「3000人のドメイン兵」
ドメインと旧帝国は敵対関係にあり、長い間争いが続いてた。
約1万年前、ドメイン軍は旧帝国の中央政府を制圧することにせいこうする。
しかし、その後も旧帝国軍の残党との争いが長らく続いた。