そのような愚かなことは行わない、とエアルは言う。
ドメインによる、地球の管理方針はこうだ。
今後、自分たちの存在を明らかにすることがドメインの利益に
なるかどうか、それが明確になるまで、ドメインの存在を地球人に
公表することは無い。
現時点でドメインの存在を人類に知らせるメリットは無い。
これが現状である。
地球の近くにある月や小惑星帯は、ドメインの宇宙ステーションと
して使用するために価値があると言う。
彼らが最も興味を持っているのは、地球の他に、月や小惑星帯、
火星、金星などだ。
それらはドメインの部隊を収容するためのドームを建設をしたり
地下基地を建設するのに都合が良いのだと言う。
ドメインにとってこの太陽系は拠点に過ぎない。
ただし、地球人がこの拠点をつかいものになるまで破壊してしまわないかを
監視しているのである。
「全ては永遠の存在」
エアルは言う、この宇宙の生命は不滅の存在であると、それはエアルたち
ドメインはもちろん我々人類も同じだ、全ての知的生命体の本質は不滅である。