西洋医学が発達するまでは、東洋医学で風邪を治療していました。
風邪は、背中から引くものと言われています。皆さんも経験があると思いますが、背中に寒気を感じブルブルしてから、風邪がひどくなってきます。
まずくしゃみ、鼻水が出る場合が多いです。次に関節が痛くなってきて、熱がで始めます。熱がで始めると喉が痛くなり、咳が激しくなります。
鼻水、咳は風邪のウイルスが生き残るために外に出る感じになりますので、看病される方はマスク、手洗いうがいを徹底してください。
東洋医学には、風邪の治療の鉄則があります。冷えていたら温めて、熱がでたら汗を出すというものです。
これを押さえれば、風邪が苦しまずに楽に治ります。まず背中がブルブルして寒気を感じたら、背中を温めてください。張るカイロが簡単でいいと思います。
その後熱がでてきたら、水分をよくとって布団をかけて汗を出してください。冷えないように着替えもしてくださいね。
のどが痛い場合には生姜湯、はちみつ湯を飲むと楽になります。
熱がでている時は指先、足先のマッサージをして流れを良くすると発汗が早くなります。
風邪が治る期間は変わらないのですが、寝こまずに楽に治っていきます。
当院では、風邪の治療も行っております。
肺兪、大椎という背中にあるツボにお灸をすると早く治ります。家庭灸ができる方がご家族にいらっしゃる場合はお試しください。
但し、インフルエンザの場合は高熱が続きますし、感染力も強いので病院を受診していただいた方が、楽に治ります。
経験上、もしご家族がインフルエンザになられたときは、一緒の部屋でお休みになるとうつる確率が高くなります。
マスクをしていても、寝てる間にとれてしまったり、鼻から感染する場合もあります。隔離された方がよいと思います。
二階建てにお住いの場合には、階で隔離されると効果的です。
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