原子力資料情報室通信582号の記事に「技術の原理を無視する政府と原子力業界――表に出てきた原発メーカー、革新軽水炉の茶番――後藤政志」

一部転載する。

2:原発の老朽化は科学的・技術的問題『ただ「原発の寿命延長が必要だからという一点で声高に老朽原発を稼働することが、どれほど危険なことであり、かつ事故のリスクを飛躍的に高める」ことを危惧する。古くなった原発は劣化し事故を起こし易くなるから、運転期間に定めを課し、そこでいったん立ち止まってじっくりと検討することが、科学的・技術的な判断である。」と考える。』(「 」内の文章は原子力規制委員会の考えだと思われる)。

3:実用化の困難な高温ガス炉 4:競争力のない小型モジュール炉 7:三菱重工バラ色の「革新軽水炉」は茶番 8:核のゴミと大規模事故の可能性は何ら変わらない 9軽水炉の安全対策の議論は30年古い 11:「革新軽水炉」が超安全炉であるという幻想 『もし、福島事故を真摯に反省するなら、安全性に問題がある現行の兵水路はすべて廃棄すべきである。少なくとも「革新軽水炉」にさらなる安全設計を組み込んだ新しい原子炉が、仮にできるとするなら、そうした安全性が高い原子炉の開発がなされるまでは、原子炉は使わない方が理にかなっている。』