母はテレビを希望していた

「適合高齢者専用賃貸住宅」という名の老人ホームにアルツハイマー病の母は入居している。
法律が改正され、「適合高齢者賃貸住宅」とは今では言わないそうであるが、、、。
９月下旬に入居して２ヶ月半。
部屋にはテレビがなかった。
老人ホームに入るまで、テレビを見ない日はなかった。
母は耳が遠くなり、かなりの音量でテレビを見ていたため、私の兄は隣室の人とのトラブルを恐れて、テレビを設置しないようであった。
しかし、母の日記に「テレビがないので淋しい」「テレビがないのでヒマです」とあったので、今日母の部屋にテレビを設置した。
１３インチテレビである。近い近距離からで見るから、音量も大きくすることはないだろう。
老人ホームの人に訊ねたが、テレビの音量で隣室の人とトラブルになった例はないということであった。
母は喜んでくれた。兄にはテレビが欲しいと、遠慮して言えなかったと言う。

これまで要支援１であったが、１２月１日から要介護１になったらしい。
私はまだ要支援２くらいだと思っていたので、意外であった。
ホームにとっては仕事が増やすことができ、収入が増えることになる。