こんにちは、フクロウです。

 

これは未経験の不動産屋(不動産の知識・経験ゼロの男)が宅建試験に合格して、ひとりで不動産屋を開業して不動産屋のリアルをお伝えするブログです。

 

 

 

 

オートロックが付いている物件はセキュリティがしっかりしているイメージがありますね。

一人暮らしの賃貸物件を探す際の必須項目にしている人も多いはずです。

 

そこで今回はオートロックって本当に安全なのか、またオートロックのメリット・デメリットやマーキングサインなどについてもご紹介します。

 

 

 

結論から書きますが、オートロックは100%安全という訳ではありません。

 

 

オートロックは基本的にマンションのエントランスに設置してあり、開錠しなければ中に入ることができません。

 

開錠にはいくつかの方法があります。

・鍵

・暗証番号

・カードキー

・中から人が出てくるなど

 

なので防犯性が高いのは事実ですが、100%安全という訳ではないのです。

 

 

 

  オートロックのメリット

・外部から簡単には入れない

・訪問販売などを拒否しやすい

・空き巣などに入られにくい

 

 

  オートロックのデメリット

・住人の後に続いて入れば侵入可能

・暗証番号は住人以外が知っていると意味がない

・家賃が高い

・鍵などを紛失すると高額請求される

・スマートロック(スマートキー)の電池切れ

 

 

  マーキングサイン

これは絶対に覚えておいて欲しいものです。

元々は訪問販売の人が使用していたのですが、最近では空き巣狙い、犯罪グループなどが、その部屋に住んでいる住人の属性を表すために使っています。

 

 

【アルファベット】

・M → 男性

・W → 女性

・S → 一人暮らし(シングル)

・F → 家族暮らし(ファミリー)

・R → 留守が多い、日中は不在

・G(金のシール) → お金を持っている人

・SS → 土日休み(サタデー、サンデーは休み)

 

【数字】

・30 → 30代

・50 → 50代

・4 → 4人家族

・919 → 9時出社、19時帰宅

・1318 → 13時~18時は不在

 

 

アルファベットと数字を合わせて使う場合もあります。

例えば、「WS30.919」ならば「9時出社、19時帰宅の30代女性の一人暮らし」という意味です。

 

またアルファベット、数字以外にも傷を付ける、色付きのシールやテープ、記号などもあります。

 

 

  マーキングされやすい場所

・郵便ポスト

・表札

・玄関

・インターフォン

・電気メーター、ガスメーター

・配管など

 

 

マーキングサインを見つけた場合は証拠写真を撮って、すぐに警察に連絡して下さい。

事件性がないということで警察が動いてくれない場合は自分で防犯カメラなどでマーキングしているところを録画しておきましょう。

日本ではマーキングという行為自体が法律違反となります。

 

油性マジックやシールでマーキングサインされたら、証拠を撮った後、跡が残らないようにキレイに消しましょう。

 

 

  まとめ

オートロックは防犯性が高い設備ですが、100%安全という訳ではありません。

「オートロックがあるから大丈夫」ではなくて、様々なリスクを考えておくことが大切です。

 

またマーキングサインは最近増えているようです。

物騒な事件が後を絶たないですもんね……。

 

 

現在住んでいる物件の防犯に対する不安がある方、初めての一人暮らしの女性にはオートロック付きの物件をオススメします。

備えあれば憂いなし、もしくは有備無患とも言いますからね。

 

またオートロックがなくても「モニター付きドアカメラ」などを買うのも防犯性が高まるのでオススメです。